街路樹も葉を落とし
植物も着々と冬越しの準備を
始めています。
ということで、
今回は落ち葉のお話を。
まず植物には
「落葉樹」と「常緑樹」があります。
文字通り、落葉樹は冬に葉を落とし、
常緑樹は冬も葉を付けています。
では何故冬に葉を落とす植物がいるのでしょうか。
理由は気候と気温にあります。
植物は水を根から吸収していますが、
冬は水分の吸収効率が落ちます。
光合成も気温と深く関係しており、
寒いと光合成効率が落ちます。
また、落葉樹の利点は
積雪時に葉の上に雪が載らない為、
枝が折れにくいことも挙げられます。
このような理由から、
冬は葉を維持するエネルギー効率が
極端に悪いのです。
そこで冬はいっそのこと眠ってしまおう!
という植物が現れました。
クマの冬眠と一緒ですね(*´∀`)
人間と違い何百年、何千年と生きる
樹木が進化してきた一つの形が
「落葉樹」ということです。
ちなみにクヌギやコナラといった植物を
ご存知でしょうか?
ブナ科コナラ属の樹木ですが、
どちらも「落葉樹」の仲間です。
しかし、これらの植物は
冬に葉を枯らしたあと、
枝先に枯れ葉がずっと残っています。
この現象を起こす理由は諸説あるのですが、
一つは祖先が常緑樹だった名残だと考えられています。
落葉する理由が季節の適応能力や
進化の過程である特徴だと思うと
普段あちらこちらで見る樹木も
一本一本頑張って生きていることを
強く感じますね!
ということで今日も植物の豆知識でした。
ではまた~
コメント