食べたらヤバイ!?意外と知られていない有毒植物の危険。

樹木

普段の食事では、有毒なものはほとんど出てこない良い時代になりました。しかし、普段食しているものでも、量によっては大変な事態が起こってしまう可能性がある植物があります。知らない間に病院行き、なんてこともあり得ます。また、野菜にもいろいろな注意点があります。ジャガイモは緑色になると有毒になることで有名ですが、そのほかの野菜でも危険なものがあります。

そこで今回は意外と知られていない有毒な植物について紹介していきます。お子さんがいる方や、ペットを飼っている方は特に注意が必要ですので、しっかりチェックしてみてください。

1.イチョウ(銀杏)

銀杏はスーパーでも普通に売っている、言わずも知れている秋の風物詩です。お酒のおつまみとして大好きな方もいるでしょう。しかし、銀杏には有毒成分があり、多く摂取すると中毒を起こすことがあります。

イチョウにはギンコトキシンという毒があり、食中毒をもたらします。これはギンコトキシンがビタミンB₆の作用を阻害し、脳内の神経伝達物質を抑制することで、てんかん発作などの症状を起こします。また、ギンコトキシンは熱によって分解されないため、焼いても煮ても無毒化できません。成人でも10個以内の摂取が安全だと言われています。しかし、人によって許容量は違うので、自制することが大切です。

 

2.ユウガオ

ユウガオはカンピョウの原料として有名なウリ科の植物です。スイカの栽培には病気耐性の強いユウガオを台木として苗を作ることが多い、とても有用な植物です。しかし、このユウガオも食べるときに注意が必要です。

ユウガオにはククルビタシン類という有毒成分を含みます。食用で流通しているユウガオは、ククルビタシン類の少ない品種です。この毒を一定量以上摂取すると、唇のしびれ、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が出ます。

また、このククルビタシン類はウリ科の植物で多く見られます。例えば食用ではないですが、ヒョウタンには多くのククルビタシン類が含まれています。また、ズッキーニでも中毒症状が報告されているので注意が必要です。ククルビタシン類はとても苦いので、ウリ科植物を食べたときに強い苦みを感じたら、直ちに食べるのをやめた方が良いでしょう。

 

3.ビワ

ビワの果実はとても甘く、また庭木としてもいろいろなところで見られるようになりました。しかし、このビワの果実も有毒な成分を含んでいます。

ビワにはまだ熟していない果実、または種子の中にアミグダリンという成分を含んでいます。このアミグダリン自体は無毒なのですが、胃腸で分解されることによりシアン化水素(青酸)という有毒成分が発生します。この毒は嘔吐、痙攣、呼吸困難になりうる危険な毒です。

熟した果実を食べる分には何も問題ありませんが、未熟な果実や種子などを、こどもやペットが食してしまう危険があります。ビワの木を見かけたら注意してあげることが必要です。

 

4.ウメ

ウメも梅干しにしたり梅酒にしたりといろいろな形で加工され、よく食卓に出てくる植物の一種です。しかし、ウメの中にも有毒成分が入っています。

ウメもビワと同様、未熟な果実と種子の中にアミグダリンを含みます。胃腸の中で青酸毒となり、最悪の場合は呼吸困難になり命を落とす恐れがあります。

ウメで気を付けたいのは、ビワと違い未熟な果実が販売されていることです。梅干しや梅酒にするために家に置いておくと、こどもやペットが食べてしまう恐れがあります。しっかり手の届かないところに保管することが必要です。

また、ウメと近種のモモやアンズ、スモモなども同様に、未熟な果実と種子にはアミグダリンを含んでいるので、誤って口にしないようにしましょう。

 

 

今回は口にしやすい植物の例をあげましたが、園芸用の植物にも有毒なものがたくさんあります。また次の機会では園芸用の有毒植物も紹介したいと思います。上記の植物を食べる際は、容量を守って美味しくいただくようにしてください。

 

ではまた。

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