森林浴がガンを抑制することが科学的に明らかになった件。

森林浴

森林浴という言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、何となく緑は健康にいい、ぐらいにしか思っていない人が多いと思います。私もその中の一人でした。しかし、実際に調べてみると論文がしっかり出ていたので、今回は森林浴とその効果について実験例を挙げて紹介していきます。

 

森林浴とは?

森林浴とは森林に入って活動することにより、リラックス効果が得られることを目的として行う治療、または予防の一種です。緑に囲まれた中で歩いたり、話したり、ヨガやストレッチをしたりと、いろいろな活動があります。また、ドイツでは森林セラピーと言って、森林浴をする治療が保険適用になっています。

森林浴の実験

ここで見つけた論文の紹介をします。李先生、香川先生という方々が2010年に行った研究で、日帰りの森林セラピーによる、人間の免疫機能への影響を調べました。

対象者は東京都内大手に勤める35~53歳の健常な男性社員12名で、実地7日前に血液検査を行い、森林セラピーを行った翌日、再度血液検査を行い、継続データを取るために7日後にも血液を採取しました。セラピーの内容は、休憩をはさみつつ、森林公園を4時間歩いてもらいました。

実験の結果

日帰りの森林セラピーでは以下の効果があることが実証されました。

  1. NK細胞の活性化、また活性の持続。
  2. NK細胞内の抗がんたんぱく質の増加、また増加の持続。
  3. 血中コルチゾールの減少。

NK細胞とはナチュラルキラー細胞のことで、この細胞はがん細胞を攻撃する役割を持っています。森林浴を行うことで、このNK細胞が活性化し、また抗がん作用のあるたんぱく質の生産量が増加することが分かりました。

また、コルチゾールという物質は副腎皮質から分泌されるホルモンで、ストレスが多いと分泌量が多くなることから、「ストレスホルモン」と呼ばれています。このコルチゾールの量が多くなることで、うつ病等の精神疾患やストレスに関連する生活習慣病になりやすい傾向があります。森林浴をすることで、このストレスホルモンを減少させることが分かりました。

以上のことから、森林の中を歩くことでがん細胞を攻撃する細胞が増え、ストレス軽減をすることが分かりました。今まで何となく良いと思っていたことは、やはり体の中でも良い方向に働いていたのです。

 

 

以上、森林浴の効果の紹介でした。森林の中を歩くだけでガンのリスクを減らせることは、あまりにも知られていないので紹介しました。また、ご自身の庭がある人は、少なからず森林浴と近い効果が得られていると思います。健康になるためにも、庭に木を植えて健康になる人が多くなれば幸いです。

 

ではまた。

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