今咲いているのはどっち?ウメとサクラの違い。

樹木

春の陽気で過ごしやすい日も多くなり、木々も花芽を膨らませています。街角で可憐な花を見かけることも多くなりました。しかし、今咲いている花はウメとサクラどっち?という方が多いみたいです。まだ2月だからウメでしょ?と思いがちですが、実は花の咲く時期だけではウメかサクラかを判断することはできません。

ということで、今回はウメとサクラの見分け方について紹介します。

 

ウメとサクラの共通点

まず、ウメとサクラについて、なぜ見分けがつかないのかという原点を解析していきます。ウメとサクラは元々同じ科の植物であり、両者ともバラ科に属しています。また、属の分類も最近までは同じスモモ属として扱われてきていました。近年ではスモモ属が分解され、サクラ属やウワミズザクラ属、スモモ属などに分けて分類しています。

樹種の特徴も似ている部分がたくさんあります。同じ広葉樹、落葉樹であり、春にきれいな花が咲き、美味しい実がなります。では、これだけ似ているウメとサクラには、他にどのような違いがあるのでしょうか?

 

ウメとサクラの見分け方

ウメとサクラを見分けるポイントは花の時期だと思っている方が多いようです。しかしサクラでも花の開花が早い品種があります。例えば沖縄のカンヒザクラは2月に咲きますし、静岡で有名な河津桜は2月下旬~3月上旬に開花します。このようにサクラにも早咲きの品種があることを覚えておいてください。

本題に入ります。ウメとサクラの見分けは、花の付き方や樹皮で見分けます。まず花の付き方ですが、サクランボを思い浮かべてください。思い浮かんだサクランボには茎のような細い軸がついていると思います。実は、これがウメとサクラの違いです。サクラは花柄という花を支える軸が付いています。これが残るため、売っているサクランボには長い柄が残っています。逆に、ウメは枝そのものにくっついて花が咲きます。そのため、梅酒用などの用途で売っているウメには、サクランボのような柄が付いていません。花が咲いているときに風が吹くと、サクラは花が揺れますが、ウメの場合は枝が揺れ、花がそよぐことはありません。これがサクラとウメの大きな違いの一つです。

また、一般的なウメとサクラは花弁でも見分けることが出来ます。ウメは円い花弁をしていますが、サクラは花弁の先に小さな切れ込みが入っています。春になると街中でサクラやウメの絵が描いてありますが、この花びらの特徴でウメとサクラを描き分けているといっても過言ではありません。スーパーなどに行ったときに、どうやってウメとサクラを描いているのか気にしてみるのも面白いでしょう。

おまけに樹皮についても少し触れておきます。サクラは樹皮が横方向に繊維が発達するため、ウメとは異なります。この横繊維についてはコルクって何?形成過程と材質の秘密について。で紹介しているので、ぜひ読んでみてください。サクラの若い枝には横繊維と光沢が見られます。しかしウメの枝は肥大成長に耐えられず、固くひび割れてしまいます。この樹皮の特徴は、最初は見分けづらいかもしれません。しかし、比べてみると全然違うことが分かると思うので、ぜひ公園などに行った際には写真を撮って、後で比べてみてください。

 

 

ということで今回はウメとサクラの違いについて解説しました。これからお花見シーズンがやってきますが、今までとは一歩違った楽しみ方をしてみてください。私は花粉症で、春はあまり外に出たくない派なので、私の分も楽しんできていただければ幸いです。笑

ではまた。

 

コメント