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ナナカマド( Sorbus commixta)
ナナカマドの特徴
ナナカマドの科名・属名
バラ科ナナカマド属
ナナカマドの和名由来
材が燃えにくく、七回窯に入れても燃え残ることから
ナナカマドの学名由来
「Sorbus」=ナナカマドのラテン古名
「commixta」=混合した
ナナカマドの別名
ライデンボク、カタスミ
ナナカマドの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄同株
ナナカマドの分布
日本全土の山地
ナナカマドの葉の特徴
葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉の数は9~17枚。
小葉の先は尾状に伸びる。
葉の表は濃緑色、裏は淡緑色。
秋には紅葉する。
ナナカマドの花の特徴
初夏の頃、枝先に白い5弁花が密生する。
ナナカマドの実、種子の特徴
直径5㎜程度の球形で赤熟して垂れる。
ナナカマドの樹皮、枝の特徴
平滑で皮目が目立つ。サクラの樹皮に似ている。
樹齢が経つと不規則に裂ける。
ナナカマドの育て方
ナナカマドの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
砂質壌土 | △ | ◎ | ◎ | △ | 〇 |
ナナカマドの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ナナカマドの管理方法
土壌は選ばない。剪定を嫌うため、自然樹形を楽しむ。
胴枯れ病に罹患しやすいため、
強剪定や支柱などで幹に傷をつけると枯れやすい。
ナナカマドの病虫害
・レウコストマ胴枯病
幹および枝に発生する。細い枝が罹病すると枝が枯れる。
太い枝や幹が罹患するとがんしゅを発生させ、樹勢が衰える。
病原菌は凍寒害、虫害痕、傷口等から侵入する。
枝の罹病部は剪定で切り取り焼却処分する。
幹の罹病部は削り取り、殺菌剤を塗付する。
ナナカマドの豆知識
和風のや雑木の庭によく使う樹木。
秋に真っ赤な果実と紅葉が楽しめる。
材は耐久力が強く、車両材や彫刻などに使われる。
ナナカマドの木炭は極上品として扱われる。
北欧神話では、雷神トールが大洪水の時に
ナナカマドに救われたとされ、
船を作るときはナナカマドの板を一枚使用し、
水難除けとした。
日本でも雷除けとして
ナナカマドを植える風習がある。
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