水やり3年のウソ。庭木管理のおススメの勉強法。

庭、ガーデニング

私は大学を卒業してから造園の世界に入りました。

学生時代は林業系の勉強をしていたので
造園のことは何も分からず、
あたふたしながら作業していたことを
今でも鮮明に覚えています。

仕事で学べることは全てが新しく、
植物を学びたかった私としては
とても充実できるものでした。

しかし、造園業には
「言い伝え」のような技術がたくさんあります。

 

植物生理学的におかしいのではないか?
樹種によって違うのではないか?

 

教えてもらった技術には
そんな事柄であふれていました。

 

ということで、今回は
私の造園業に携わった経験談と、
庭木の正しい管理技術の
調べ方や勉強法について紹介します。

私の経験則なので正しいかは分かりませんが、
参考にしていただければ幸いです。

 

造園業の業態

導入で紹介した通り、
私は大学を出て造園業に携わりました。

樹木の剪定の仕方や移植の仕方、
管理、病気の対処法など
いろいろな技術を教えていただきました。

教わったことにはとても感謝しています。

しかし、自分でも植物の勉強しているうちに、
いろいろなことで疑問を持つようになりました。

まず、水やりや剪定の方法。

樹種によって枝の出る時期、枝の特徴、
芽の特徴、花芽をつける時期、果実をつける時期、
それに伴う栄養が必要なタイミングは
それぞれ変わってきます。

しかし、造園をやっている方は
「造園にマニュアルはない」と言いつつ、
違う樹種でも画一的な方法で
植物を管理しようとしています。

今までたくさんの親方に会ってきましたが、
こういう方は非常に多いです。

現場に合わせて仕事をすると言って
何も教えてくれない方に限って、
ただ知識がないだけだったりします。

こういったことは造園業だけでなく、
建設現場や調理場など
技術が必要なところでは蔓延していると思います。

植物を管理するために必要な知識は
膨大で、かつ奥が深く、
とても大変なのはわかります。

私自身もまだまだ知らないことだらけで、
毎日のように自己嫌悪に陥ります。

しかし、それで知識の吸収をやめてしまったら
分からないまま成長しない自分になってしまいます。

そして、なにより管理をされた植物が報われません。

 

では、どのようにして植物について
勉強したらいいのでしょうか?

次章では私の勉強法について
紹介していきます。

 

庭木管理の勉強の仕方

私の勉強の仕方は
まず基礎を知ること、
そして興味のある部分を掘り下げることです。

庭木を扱う基礎の勉強は
中学で習う植物の勉強と、
本屋で売っている庭木の図鑑などを読むだけで
良いと思います。

植物の簡単な生理現象を押さえて、
あとは庭木の特徴を知っていれば
何とかなります。

ご自分の庭を管理するだけであれば、
植わっている樹木を
図鑑で一回調べてあげるだけで良いと思います。

図鑑には水が好きとか、日当たりを好むとか
分かりやすい形で樹木の特徴が書いてあります。

ちなみに、私がおススメする図鑑の選び方は
以下のポイントが書いてあるものです。

 

  1. 花の時期、実のなる時期が書いてあるもの
  2. 耐潮性、乾湿の耐性、陰樹か陽樹か記述してあるもの
  3. 生息域、または生息可能域が載っているもの
  4. 自生地の記述があるもの

 

これらの記述があれば
樹種毎の特徴を押さえられるでしょう。

あとは愛情込めて育ててあげればOKです。

 

 

この先の勉強をしようと思うと、少し専門的になってきます。
以下の記事からは、
庭木を専門的に勉強したい方におススメの方法です。

なんと言っても、勉強は興味がなければ続きません。

まずは興味を持った瞬間を大切にして、
その場で知識の付属知識を増やしていくことが
大切だと思います。

例えば剪定するとき、
この樹種はこの時期に切って大丈夫なのだろうか?と、
一度立ち止まって調べることが大切です。

樹木の剪定も植物によって全然違います。

常緑のカシの仲間であれば梅雨時期に切ります。
しかし、サクラなどを高温多湿の時期に切ると
腐朽しやすくなってしまいます。

落葉樹にとって一番の剪定適期は冬、休眠している時期ですが、
ウメやサクラは花芽が付いており、
その時期に剪定すると花が見られなくなります。

このように、剪定時期一つとっても
樹種によって全くバラバラなのです。

こういったことを勉強していく中で、
一番植物にとってダメージが少ない時期はいつなのか、
しっかり考えてあげる必要があります。

ちなみにサクラの剪定は
休眠期に花芽を見ながら整枝剪定をするか、
5月頃に新芽が固まったのを見計らって
剪定を行うと良いでしょう。
また、親指以上の太い枝は、
切った痕に殺菌剤を塗ると腐朽予防になります。

こういった植物ごとの細かい生理現象を調べるには
それなりの資料が必要です。

私はまず植物生理学の勉強をしました。

いきなり大学の教科書レベルをやると
意味の分からない単語がいっぱい出てくるので
「樹木医の手引き」などを読むのがおススメです。

樹木医になる予定がない方でも
樹木の簡単な生理現象や他の生物との関りが学べるので
とても良い教科書になっています。

写真が多くカラーなのもポイントです。

また、樹木の特徴について掘り下げたい方は
「樹木医必携」と「花と樹の大辞典」をおススメします。

私のブログ内の植物に関する記事は
これらの本を基盤にしています。

樹種毎の特徴を押さえるには、
その樹種を好きになることが大切です。

「花と樹の大辞典」では樹種毎の特徴の他に、
歴史や利用の実態も解説してくれています。

少しでも興味をもって
モチベーションを保っていきましょう。

 

更にこの先の勉強は、やはり専門書になってきます。

基礎的な学習は大学教科書の
植物生理学や生態学の学習をした方が良いでしょう。

また、論文ならCiNiiAgriKnowlegeで調べることが出来ます。

また、最近私の行っている勉強は果樹についての文献をあさることです。

果樹は農学なので、
造園業の方で勉強している方は極少数です。

しかし、果樹園芸学は
収量を最大化させるための技術や、
害虫防除の技術などが林学や造園学より
何歩も先をいっています。

また、リンゴやサクランボの技術は
サクラなどにそのまま応用できるので
とても勉強になります。

余裕があったら是非勉強することをおススメします。

 

 

ということで私の会社員時代の愚痴と私の勉強法でした。笑

ご自分でお庭を管理している方は
ぜひ庭の木を調べるところから始めてみてください。
愛が格段に深まります。

庭木の管理を造園会社に頼んでいる方は
ぜひいろいろと職人に質問してみてください。
返答がしっかり返ってきら良い業者、
曖昧だったらヤバいかもしれません。

また、造園を将来やりたい方は、
会社で働くのはとても勉強になりますが、
結局自分が成長するにはモチベーションが大切なので
どんどん疑問に思ったことを調べていくことが必要です。

上司を信じ過ぎず、どんどん他から吸収してください。

 

ちなみに私の最近の勉強法をもう一つ紹介します。

それはこのブログです。

ここでしっかり文章にしてアウトプットすることで、
自分の中で知識がまとまり、定着していきます。

ぜひ自分の学んだことを日記にしたり、
ブログにすることをおススメします。

 

ではまた。

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