カシワの特徴と育て方

植物図鑑

カシワ( Quercus dentata)

〇科名:ブナ科

〇和名由来:炊葉(カシキハ)の転。飯を炊(かし)ぎ、盛ることに使用したため。

〇学名由来:「Quercus 」=良質な木材 の意
「dentata」=歯状の の意

〇別名:カシワギ、モチガシワ

〇広葉樹・落葉樹・雌雄同株

〇分布:日本各地の山野

 

〇葉の特徴
葉は10~30㎝の倒卵形または広倒卵形で互生する。
縁は大きな鈍鋸歯。
葉の表は緑色で若葉のうちは毛があるが、
後に主脈以外は無毛になる。
裏は淡緑色で微毛がある。

〇花の特徴
5月頃に黄褐色の小花が付く。

〇実、種子の特徴
果実は10月頃に堅果をつける。

〇幹、枝の特徴
コナラに似て灰色で縦に裂ける。
裂け目の間は平滑な面が残る。
平滑面が白く、裂け目が黒いので縞模様に見える。
コナラより樹皮が厚く、凸凹が大きい。

 

〇育成環境

土壌潮害耐寒日照乾燥湿潤
砂壌土

 

〇暦

101112
開花時期
果熟期
剪定適期
移植適期

 

〇管理方法
自然系が美しいので剪定は避ける。
潮風には比較的強く、海岸近くでも耐えることがある。

〇病虫害

・ゴマフボクトウ
成虫は全体が灰白色で黒い斑紋がある。幼虫は大きくて3~5㎝程度。
幼虫は根本付近の幹に穿孔食入する。食入されると幹に穴が開き、
3~4㎜程度の球状の黄淡色の糞が堆積する。
食害を見つけたら穿孔痕に挿入するノズル付きの殺虫スプレーなどで幼虫を駆除する。

〇利用、豆知識
雑木の庭によく合う樹木。
大きくなるので植樹場所はスペースが必要。

5月の節句に食する柏餅は有名。

古くは食事を葉の上にのせて食べたが、
ほとんどはカシワの葉にのせていた。

樹皮が厚いため山火事にも強い。

冬の枯れ葉は、春に新芽が吹くまで付いているため、
代々続くという意味で縁起木とされる。

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