それ、逆効果です!植物の管理の方法

樹病・害虫

5月に入り、温かい日が続いています。

気温が高くなると、気になるのが植物の水やりです。

日中に、土を見たら乾燥していたので、
植物にたっぷり潅水をしてしまった方はいないでしょうか?

実はそれ、間違った潅水方法です。

 

ということで、今回は、
やりがちな植物の間違った管理方法を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

暑い日の潅水

暑い日は植物もよく光合成をし、
水分を大量に消費します。

そう考えると昼間にもしっかり水をあげた方が
良いような気がします。

しかし、気温が高い日中に水をあげると、
植物は返って元気がなくなることがあります。

実は、真夏の日中に潅水をすると、あげた水が熱湯になり、
この熱湯により、根を痛めてしまいます。

 

真夏の潅水は、
昼間ではなく、早朝に行うのがベストです。

朝に水をあげれば熱湯になりづらく、根が傷みません。

また、その日に使う水分をしっかり吸収できるので、
植物にとっては最高です。

ちなみに、朝の潅水が無理な方は
夕方でも構いません。

日が暮れ始めてから潅水をすると
昼夜の気温差が大きくなり、
植物の成長が促進されます。

しっかりと適切なタイミングで
水をたっぷりあげると良いでしょう。

 

しかし、温かい時期に水をあげると、
今度は根腐れする危険性があります。

根元の乾き具合を把握し、
お水をあげることが大切です。

しっかり観察して
タイミングを見計らってください。

 

夏の追肥

夏は植物にとって一番活動する時期であり、
光合成を活発に行います。

この一番活発な時期に肥料を上げたいと思うのは分かります。

しかし、夏の肥料は、植物に悪い影響を与えかねません。

 

植物の細い根はとても繊細で、
ちょっとしたダメージでも弱ってしまうことがあります。

特に夏の時期は活性化しているため体力がなく、
更にダメージに弱くなっています。

そんな中、夏に肥料をあげると、
気温で肥料の分解が早くなり、栄養濃度の高い土になってしまいます。

こうなると、植物の根は濃い栄養に耐えられず、
段々弱り、痛んでしまいます。

また、肥料が効いてくるまではタイムラグがあるため、
栄養があまり必要ない秋時期に
肥料が効いてしまいます。

植物に肥料をあげるタイミングは、
春の芽吹き前にあげる寒肥と、
梅雨時期にあげるのが良いでしょう。

 

剪定の時期

一般的に剪定の時期は
植物によって違います。

例えばサクラの剪定ですが、
本当は12~2月の間に行うのがベストです。

しかし、サクラは7月には翌年の花芽をつけるため
その後に剪定すると花芽を全て切ってしまいます。

こういった事例の場合、どうすればいいのでしょうか?

私のおススメは、5月の終わりと冬に2回切ることです。

4月後半には、サクラは新しい葉芽が吹きます。
この新芽には栄養が詰まっており、
これを切り落とすと、サクラの樹勢が弱まってしまいます。

しかし、梅雨に入ると、湿気がおおくなるため、
腐朽菌という樹木を腐らせてしまう菌の
感染リスクが高くなってしまいます。

つまり、栄養をしっかり使った葉が展開した後から、
梅雨に入る前までの時期に形を整える剪定をすると良いでしょう。

また、太い枝については寒い時期に行います。

冬は、落葉樹にとって休眠期であり、
ダメージを受けにくいサービスタイムです。

そして、木材を腐らせる菌も寒い期間は活動しないため、
夏に比べると感染リスクが下がります。

このように、樹木の生理現象をしっかり調べて
剪定のタイミングを見てあげてください。

ちなみに落葉樹は落葉後の休眠期が剪定適期であり、
常緑樹は体力の付いている梅雨時期に剪定することが多いです。

真夏の時期に剪定すると、
ほとんどの樹木にとってダメージが大きいので、
無理して暑い中作業することはおススメしません。

 

 

ということで、
間違えやすい樹木の管理方法についての解説でした。

この記事を読んでいただき、
この夏に枯れてしまいそうな植物を
少しでも減らせれば幸いです。

愛情をもって植物に接し、
大切な家族の一員にしてあげてください。

 

ではまた。

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