チャノキの特徴と育て方

植物図鑑

チャノキ( Camellia sinensis)

〇科名:ツバキ科

〇和名由来:漢名「茶」の音読み。

〇学名由来:「Camellia」=G・J・カメルスの名にちなむ。
「sinensis」=中国の の意。

〇別名:メザマシグサ、ソウジンボク

〇広葉樹・常緑樹・雌雄同株

〇分布:中国南部

 

〇葉の特徴
葉の長さは4~10㎝程度で互生する。
厚く硬い革質で、葉の表面には光沢がある。
葉の縁には鋸歯があり、葉先は尖る。
鋸歯は同じ属のサザンカやヤブツバキより粗い。
葉表は濃緑色で葉裏は暗緑色。

〇花の特徴
10~11月に白色の花をつける。
5枚の花弁で、芳香がある。

〇実、種子の特徴
扁球形で果皮は厚く、熟すと暗褐色になり3裂する。

〇幹、枝の特徴
ヤブツバキやサザンカと同じく灰褐色ないし灰白色で平滑。

 

〇育成環境

土壌潮害耐寒日照乾燥湿潤
砂質壌土

 

〇暦

101112
開花時期
果熟期
剪定適期
移植適期

※花が咲いた翌年に熟す。

〇管理方法
剪定は刈込に耐える。
チャドクガが付くので見つけ次第殺虫剤で防除する。
新芽を食用とする場合は捕殺する。

 

〇病虫害

・チャドクガ
幼虫は大きいもので2.5㎝程度。
頭部は黄褐色で腹部淡黄褐色で黒い縞模様がある。
毒針毛があり、蛹、成虫、卵塊にも付着転移する。
幼虫は4~6月と7~9月の年2回発生する。
幼虫は葉の裏に並んで集まり、食害する。
チャドクガの毛は毒性が強く、触るとかぶれる。
チャドクガの毛が付いた上着を洗濯すると
他の衣類に付着して被害が拡大するので、
ガムテープ等で毛を除去するようにする。
幼虫は捕殺、または適用登録農薬を散布する。

 

〇利用、豆知識
和風の庭に合う樹木。成長はゆっくり。
刈込に耐えるため剪定管理は容易。
生垣にも使用される。

若葉を摘んで蒸し、乾燥させて緑茶として飲用する。
また、発酵させてウーロン茶や紅茶とする。

日本には遣隋使、遣唐使が茶を伝えたと考えられている。

日本茶の由来は、1192年に栄西が
佐賀の背振山に蒔いたことが始まりだと言われている。

佐賀県嬉野にある「嬉野の大チャノキ」は
樹齢300年を越え、天然記念物に指定されている。

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