3D画像の植物で人間は癒されるのか?

森林浴

近年、技術の発展に伴って
私たちの生活が大きく変わってきています。

例えばスマホやIoTは生活をより便利にしてくれています。

また、画像や動画についても発展し、
3Dを個人で扱える時代になってきました。

しかし、技術や産業の発展に伴い、
精神的なストレスも社会現象になってきています。

このストレスを発散させることも大切です。

 

そこで、このブログでは
植物によるリラックス効果について
何度か紹介してきました。

前回の記事で、テレビ画像の植物では
リラックス効果が得られないことを紹介しました。
テレビで見た植物でも人間はリラックスするのか?

結果、2D画像ではリラックス効果は得られませんでした。

 

では、近年は映画でも多くなってきた3D画像で、
人間はリラックスすることができるのでしょうか?

 

ということで、今回は植物の3D画像と
リラックス効果について調べた論文を紹介します。

植物と心理状態を調べた貴重な論文です。

ぜひ結果をチェックしてみてください。

 

自然の3D画像とリラックス効果の関係について

今回紹介する論文は、2014年に研究された論文で、
3D画像の植物と2D画像の植物の植物を見たときの
生理的リラックスを評価したものです。

以下、実験内容です。

 

  • 被験者は男子大学生19人
  • 3Dドーム型景観趣味レーションシステムを使用
  • 被験者はスイレンの花の画像を3D、2Dで
    それぞれ90秒間の視覚刺激を受けた
  • 測定指標は心拍変動数と近赤外分光法を行った
  • 視覚刺激を受けている90秒間の測定指標を観測した。

 

この実験で出てくる近赤外分光法とは、
前頭前野の酸素化ヘモグロビン濃度を測れるものです。

詳しい説明は避けますが、
この酸素化ヘモグロビン濃度が低いほど
リラックスしていると言えます。

つまり、今回は2D画像と3D画像を見たとき、
心拍数と酸素化ヘモグロビン濃度を用いて、
リラックスするかどうかを調べた研究です。

 

果たして結果は?

 

実験の結果

結果、近赤外分光法では、
2D画像の視覚刺激では変化はあまりみられず、
3D画像では有意な低下がみられました。

また、3D画像では心拍数の低下もみられました。

よって、2D画像ではリラックス効果が得られませんでしたが、
3D画像ではリラックス効果が確認されました。

 

 

ということで、人間の脳は2D画像ではダメでしたが、
3D画像になるとリラックスするという結果が出ました。

これは外に出るのが難しい病気やケガを抱えている方のために、
病院や介護施設などで活用できそうですね。

また、仕事や家事の合間に
3D森林浴をするような時代が来るかもしれません。

 

とはいいつつ、やっぱり自然を感じるためには
公園や森林に行く方が良いと思います。

私は季節感の変化を感じるのが好きなので、
よく同じ森林に入ります。

去年は目黒にある自然教育園によく行ってました。

都心の中で山の中のような自然を感じられるので
とてもおススメです。

お時間のある方は是非一度行ってみてください。

 

以上、3D画像を用いたセラピー研究の紹介でした。

当ブログでは、他にも森林浴などの効果を調べた
論文も紹介しているので、ぜひご覧ください。

 

ではまた。

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