トウカエデ( Acer buergerianum)
〇科名:ムクロジ科
〇和名由来:唐カエデ
〇学名由来:「Acer」=裂ける
「buergerianum」=ブリュゲルの の意。
〇別名:サンカクカエデ
〇広葉樹・落葉樹・雌雄同株
〇分布:中国原産
〇葉の特徴
葉は掌状で3裂する。
縁は全縁で、大きな波上になる。
葉先は鋭く尖る。
若木は鋸歯があり、深く3裂する。
〇花の特徴
4から5月、淡黄色の5弁花を散房状につける。
〇実、種子の特徴
10月頃、翼果が付く。
〇幹、枝の特徴
縦向きに激しく樹皮が剥げる。
褐色~灰色の樹皮をしている。
〇育成環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | △ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
〇暦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟時期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
〇管理方法
モミジは1月にはすでに休眠から起きており、
根で水分を吸い上げているため2月以降の剪定は
剪定痕から樹液が噴出して傷みやすいので注意。
〇病虫害
・トビモンオオエダシャク
ガの仲間。幼虫は大きいもので7~9cm程度の大きさになる。
4~5月に発生し、葉を食害する。
幼虫の発生期に農薬を散布するか捕殺する。
・モンクロシャチホコ
ガの幼虫。幼虫は大きいもので5㎝程度の赤~黒色の毛虫。
ほとんどの植物の葉を食べる多犯性の害虫。
8~10月に発生し、葉を食害する。
幼虫の発生期に農薬を散布するか捕殺する。
・カミキリムシの仲間
ゴマダラカミキリの食害にあうことが多い。
成虫の捕殺が効果的。
成虫発生期、または発生前に樹幹に散布する農薬もある。
・モミジニタイケアブラムシ
体長は2~3mmで暗赤褐色をしている。
4月頃に新芽から吸汁加害するし、すす病を誘発する。
剪定で風通しのいい樹形を確保することや、適用農薬の散布で対応する。
〇利用、豆知識
雑木風の庭に合う植物。
紅葉が綺麗な樹木で、街路樹にもよく使われている。
‘花散里’という品種がある。
この品種は葉が
ピンク→白→黄色→黄緑→緑→橙と変わっていく。
レインボーメイプルとも呼ばれる。
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