海底に沈んだ森林、埋没林とは?

森林

水中にある植物と言えば、
水草やハスの仲間などを思い浮かべる方がほとんどだと思います。

実際、私もそうでした。

しかし、地球はよくわからないことが起きます。

なんと日本の海底からスギの木が見つかることがあるのです。

これはいったい、どういうことなのでしょうか?

 

ということで、今回は海中で見つかる森林、
埋没林について紹介します。

実は、富山県にある、
魚津埋没林博物館に行ってきたので、
そのレポートみたいな形の記事になります。

忘れないうちに記事にしたいと思いますw

一緒に楽しんでいただければ幸いです。

 

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埋没林とは?

埋没林とは読んで字のごとく、
土や火山灰、海などに埋もれた森林のことを指します。

これは地球規模の運動によって発生し、
世界各地で、多様な原因で形を残しています。

今回は、その中でも日本でも発見された
海中の埋没林について紹介したいと思います。

 

海底で見つかったスギの根っこ

1930年、富山県の魚津港を工事している際に、
海底の土の中から大量の樹木の根っこの様なものが発見されました。

このように、海、または湖などの底で見つかった埋没林を、
沈水林と言います。

富山の沈水林から見つかった樹種は、
ほとんどがスギで、あとはハンノキなどの広葉樹だと判明しました。

 

では、なぜ海底から樹木が見つかったのでしょうか?

 

実は、この海底に沈んだ埋没林が形成された原因は、
ちゃんと特定はされていません。

しかし、現在のところは海面の上昇により地表の森林が海にのまれ、
川の氾濫によって土砂に沈められたと考えられています。

 

海面変動が起こる本当の理由

ここで、海面変動にも触れたいと思います。

地球は46億年の歴史の中で、氷期、間氷期を繰り返すたびに、
海面が上昇したり、下降したりを繰り返しています。

近年では、地球温暖化による海面変動が
大きく取り上げられるようになりました。

この海面の上下運動は、南極や北極の氷が
解けることによって起こると思われています

しかし、実はこの氷が解けて海面が上がる説は
デマだと言われています。

これは氷を入れたコップが、
氷が解けても溢れないのと同じことです。

実は、海面上昇の主な原因は、
海水温の上昇による体積の膨張だと言われています。

 

この海面変動が原因で、
富山県沖には埋没林が出来たと言われています。

 

魚津埋没林は特別天然記念物に!

1955年、魚津埋没林は特別天然記念物に指定されました。

ちなみに天然記念物とは、国に指定された文化財のうち、
植物や動物、鉱物などを指定したものです。

その中でも、特に価値が高く、
貴重な文化財を特別天然記念物として指定します。

ちなみに、有形文化財では、特に価値のあるものを「国宝」と表しますが、
「特別天然記念物」は「国宝」と同じ価値に相当します。

 

魚津埋没林が特別天然記念物に指定された理由

魚津埋没林は、先述した通り、
土砂が堆積した状態で発見されました。

土砂の下で保存された樹木は原形に近い形で、
ほとんど風化による劣化が起こっていません。

これは、土砂に埋もれることで、
フナクイムシなどの被害から守られたことが
功を奏しました。

埋没林で見つかったスギは、
推定樹齢500年以上のものもあります。

このように、過去の森林の状態が分かることは
とても珍しいことです。

これらの理由から、魚津の埋没林は
晴れて特別天然記念物に指定されました。

 

日本の埋没林(沈水林)

富山県の魚津埋没林の他にも、
日本各地に埋没林は存在しています。

例えば、島根県には
三瓶山の火山灰によってできた埋没林があります。

この埋没林は約4000年前の噴火によって埋没し、
スギ主体の森林が灰の下となりました。

見つかったスギは直径1mを超す樹木もあり、
大変珍しく、貴重な存在となっています。

 

その他にも日本では30以上の場所で
埋没林、または化石林という名前で存在しています。

ぜひ近所の埋没林を探してみてください。

 

 

ということで、埋没林の紹介でした。

自然は想像を超えた環境を作り上げており、
日々、驚かされる毎日です。

特に、今回ピックアップした魚津の埋没林は
展示もきれいで見ごたえがあるので、
ぜひ一度行くことをおススメします。

 

ではまた。

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