モッコクの特徴と育て方

植物図鑑

モッコク( Ternstroemia gymnanthera )

〇科名:ツバキ科

〇和名由来:セッコクの花の淡い芳香に似ていることから。

〇学名由来:「Ternstromeria」=スェーデンの自然学者エルンストロエムから。
「gymnanthera」=雄しべが裸の の意。

〇別名:ブッポウノキ、アカギ

〇広葉樹・常緑樹・雌雄異株

〇分布:関東以西の海岸近くの山地など

 

〇葉の特徴
葉は4~7㎝で長楕円状倒卵形。縁は全縁。
葉の表は緑色で光沢があり、裏は淡緑色。

〇花の特徴
6~7月に、葉腋に黄白色の小さな五弁花が付く。

〇実、種子の特徴
果実は球体で、熟すと開裂して濃赤色の種子が出てくる。

〇幹、枝の特徴
樹皮は灰褐色で平滑。

 

〇育成環境

土壌潮害耐寒日照乾燥湿潤
壌土

 

〇暦

101112
開花時期
果熟期
剪定適期
移植適期

 

〇管理方法
樹形がまとまり、管理が容易。
刈込にも耐えるが、葉が茶色く変色しやすい。
モッコクは枝が3~5本、車枝状に出てくるので、
2本がY字になるように切ると樹形が整っていく。
モッコクハマキやカイガラムシが発生しやすいので、
剪定をして、なるべく風通しの良い状態を保つ。

〇病虫害
・モッコクハマキ
成虫は開張18~20㎜。前翅は灰褐色。
老熟幼虫は15㎜程度で全体が濃い飴色。
年3~4回発生で、蛹で越冬する。4月下旬から現れ、産卵する。
幼虫は葉を綴り合せて食害する。
被害葉は茶褐色となり、落葉する。
発生の少ないうちは、加害葉を切除して処分して防除する。
加害が多い場合は登録農薬を散布して対応する。

 

〇利用、豆知識

昔から和風庭園に用いられる樹木。
成長も遅く、育てやすい。

材は硬くて重く、建築材や器具材、寄せ木細工などに用いられる。

樹皮はタンニンを含み、八丈島や山宅島では
茶褐色の染料をとる。

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