サワグルミの特徴と育て方

植物図鑑

サワグルミ( Pterocarya rhoifolia )

〇科名:クルミ科

〇和名由来:渓流沿いに自生することから。

〇学名由来:「Pterocarya」=「pteron(翼)」+「caryon(堅果)」で翼のある堅果 の意。
「rhoifolia」=ウルシ属のような葉の の意。

〇別名:フジグルミ、カワグルミ

〇広葉樹・落葉樹・雌雄同株

〇分布:日本各地の山野の渓流沿い

 

〇葉の特徴
葉は20~30㎝の奇数羽状複葉で互生。
小葉は5~12㎝で楕円形。
縁は尖った細かい鋸歯があり、葉先は尖る。
表は濃緑色。裏は緑色で脈腋に短毛が密生する。

〇花の特徴
雌雄異花で、4~6月頃に開花する。
雄花穂は枝の基部から下垂し、雌花穂は新枝の先に下垂する。

〇実、種子の特徴
7~8月頃、円錐形の堅果を付ける。
堅果には2枚の翼がある。

〇幹、枝の特徴
樹皮は灰色で初めは平滑だが、後に縦に長く裂ける。
裂けた部分は薄く剥がれる。

 

〇育成環境

土壌潮害耐寒日照乾燥湿潤
埴壌土

 

〇暦

101112
開花時期
果熟期
剪定適期
移植適期

 

〇管理方法
自然形がきれいなので、整枝剪定は透かすように行う。
乾燥に弱いため、マルチング等の対処をすると良い。

〇病虫害
・クスサン
成虫は開張100~120㎜程度。全体が黄褐色~橙黄褐色。
後翅中央に紫色の大きな丸い斑紋がある。
幼虫は最大80㎜程度で、最初は黒色、
老齢幼虫は青白になる。
年一回発生で、樹上で卵越冬する。
4月ごろに孵化し、初めは群生して葉を食害するが、後に分散して食害を始める。
6~7月頃に老熟し、葉を集めて繭を作る。
9~10月頃には成虫が出現し、幹の割れ目などに産卵する。
卵塊の駆除や幼虫の捕殺をして防除する。

 

〇利用、豆知識

大きくなるのであまり庭木には適さない樹木。

俗にいうクルミの様な堅い食用の種子はならない。

材は良質なため高級家具材に使われるほか、
マッチの軸木、器具材、下駄材として用いられる。

樹皮は細工物に用いる。

生葉をもんで虫刺されに用いる。

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