ヒサカキ( Eurya japonica)
〇科名:ツバキ科
〇和名由来:姫サカキの転。諸説あり。
〇学名由来:「Eurya」=広い、大きな の意。
「japonica」=日本の の意。
〇別名:インキ、チャカケ
〇広葉樹・常緑樹・雌雄異株
〇分布:本州~沖縄の暖地
〇葉の特徴
葉は3~8㎝の楕円形。
縁は細かい鋸歯があり、葉先は鈍頭。
葉の表は濃緑色で光沢があり、裏は淡緑色。
葉は互生。
〇花の特徴
3~4月頃に葉腋から1~数個の白紫色の小さな花を付ける。
〇実、種子の特徴
10~11月頃、黒紫色に熟す。
〇幹、枝の特徴
樹皮は灰褐色~灰色で平滑。
〇育成環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
〇暦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
〇管理方法
梅雨時期に刈込剪定を行う。
海岸沿いでも耐える。
〇病虫害
・ヒサカキコナジラミ
全体黒褐色で年2~3回発生する。
5月頃から発生、加害してすす病を併発する。
有効な防除方法はなく、なるべく剪定で風通しを良くする。
〇利用、豆知識
生垣や景観木として和風の庭木に使われる。
枝、葉はサカキの代用とし、神事に用いられる。
材は器具、薪炭用に使われる。
灰汁は媒染料に使われる。
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