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クチナシ( Gardenia jasuminoides)
クチナシの特徴
クチナシの科名・属名
アカネ科クチナシ属
クチナシの和名由来
「口無し」の意。果実が熟しても裂けないことから。諸説あり。
クチナシの学名由来
「Gardenia」=アメリカの植物学者A・ガーデンから。
「jasuminoides」=ジャスミンに似た香り の意。
クチナシの別名
センプク
クチナシのその他分類
広葉樹・常緑樹・雌雄同株
クチナシの分布
本州中部以南
クチナシの葉の特徴
葉は5~12㎝の長楕円形または倒披針形。
葉の付き方は対生。
縁は全縁で波打ち、葉先は急に鋭く尖る。
葉の表は濃緑色で光沢があり、裏は淡黄緑色。
クチナシの花の特徴
初夏、白色の花弁が風車状に6枚付く。
花には芳香がある。
クチナシの実、種子の特徴
倒卵形の果実は黄熟し、先端に6本の角が残る。
クチナシの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰色で平滑。
クチナシの育て方
クチナシの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
クチナシの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
クチナシの管理方法
自然樹形にする場合は枝抜き剪定をする。
成長が早いが、刈込剪定にも耐える。
6~7月の花後、8月頃には翌年の花芽を付けるため、
剪定は花が終わり次第すぐ行うようにする。
移植を極端に嫌う。
クチナシの病虫害
・オオスカシバ
成虫の体長は50~70㎜程度。全体が黄褐色で翅は透明。
幼虫は65㎜程度で黄緑色の個体と褐色の個体がいる。
幼虫の尾端には8㎜位の角がある。
年に2~3回発生で土中で蛹越冬する。
第1回成虫は5~6月、第2回は7月頃、第3回は8~9月頃発生する。
幼虫は葉を食害し、丸坊主にすることがある。
幼虫発生時に登録農薬を散布して防除する。
幼虫は発見しづらいので、地面の糞を確認すると
クチナシの豆知識
和風の庭によく使われる樹木。
花は二杯酢に漬けて食用とする。
中国では花を茶の香りづけに使う。
漢方ではクチナシの実を乾燥させたものを「山梔子(さんしし)」と呼び、
利尿や解熱に用いる。民間では消炎や鎮静剤として利用する。
実は黄色の染色として使われ、布の染料とするほか、
きんとんや餅、沢庵、ラーメンなどの着色に使われる。
クチナシで染めた色から、少し赤みがかった黄色を山梔子色(くちなしいろ)という。
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