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フヨウ( Hibiscus mutabilis )
フヨウの特徴
フヨウの科名・属名
アオイ科フヨウ属
フヨウの和名由来
漢名「木芙蓉」の音読みの略。
フヨウの学名由来
「Hibiscus」=ゼニアオイ属の古代ギリシャ、ラテン名。
「mutabilis」=変化しやすい の意。
フヨウの別名
キハチス
フヨウの分類
広葉樹・半落葉樹・雌雄同株
フヨウの分布
九州、沖縄などの海岸近くに自生
フヨウの葉の特徴
葉は長さ10~20㎝。五角状心形または心形で3~7裂する。
葉の縁は鈍い鋸歯があり、葉の先は鋭く尖る。
葉の表は緑色で、裏は淡緑色。
両面に星状毛と腺毛が生えている。
フヨウの花の特徴
夏から秋にかけて、幹上部の葉腋に径10㎝程度の花が咲く。
花色は白または淡紅色。
フヨウの実、種子の特徴
果実は卵円形で、熟すと五裂する。
フヨウの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰白色~灰色で平滑。褐色を帯びることもある。
成熟すると縦筋の模様が入ってくることがある。
フヨウの育て方
フヨウの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
埴壌土 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
フヨウの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
フヨウの管理方法
フヨウは丈夫で育てやすい反面、成長が早く管理が大変。
剪定は落葉後に枝を切り戻すと、樹体を大きくせずに管理できる。
夏前に当年枝を剪定すると花芽を落としてしまうので注意が必要。
日当たりのよい場所を好むので、日陰の植栽は避けるようにする。
水分が好きな樹種なので、元気がなくなったら水をたくさんあげて
腐葉土などで地面を覆うと良い。
フヨウの病虫害
・ワタノメイガ
成虫は開張22~34㎜。
全体は茶褐色で前翅、後翅の周辺と翅全体に暗褐色の条斑が
不規則な帯状を呈する。
年2~3回発生し、幼虫で越冬する。
孵化幼虫は葉裏の葉脈に沿って糸を張り、表皮と葉肉を食害する。
その後、管状に葉を巻き、その中で食害する。
幼虫は葉を巻いているので、見つけ次第捕殺して防除する。
フヨウの豆知識
雑木、和風の庭に使う樹木。
耐潮性があり、海岸近くの庭によく使われる。
病害虫も少なく、育てやすい。
茎の樹皮は強靭なため、製紙材料にされる。
沖縄では茎の皮を剥いで漁網や籠、下駄の緒に使われた。
原産地は東アジアの暖地だと言われているが、
日本の野生種が自生しているものか、
中国から渡来した種かは分かっていない。
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