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カラマツ( Larix kaempheri )
カラマツの特徴
カラマツの科名・属名
マツ科カラマツ属
カラマツの和名由来
唐のマツの意で、葉の出方が唐絵のマツに似ているため。
カラマツの学名由来
「Larix」=ヨーロッパカラマツの古代名。
「kaempferi」=ケンフェルの の意。
カラマツの別名
フジマツ、ニッコウマツ、ラクヨウショウ
カラマツの分類
針葉樹・落葉樹・雌雄同株
カラマツの分布
宮城県、新潟県以南から中部山岳地帯までの山地
カラマツの葉の特徴
葉はの長さは2~3㎝で線形で、断面は扁平。
長枝には螺旋状に互生し、短枝には20~30本が束生する。
カラマツの花の特徴
雌雄同株だが、雌雄異花。
雄花は長さ4㎜程度の楕円形または長卵形で、短枝に頂生する。
雌花は長さ10㎜程度の卵形で紅紫色になり、短枝の端に付く。
カラマツの実、種子の特徴
2~3㎝程度の毬果(きゅうか)が付き、卵状球形で黄褐色に熟す。
カラマツの樹皮、枝の特徴
樹皮は赤褐色~灰色で網目状に裂ける。
カラマツの育て方
カラマツの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
埴壌土 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
カラマツの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
カラマツの管理方法
3月の芽吹き前に剪定をして樹形を整える。
芽吹き始めた5月中旬から芽摘みをすると
樹形がさらに整う。
カラマツの病虫害
・先枯病
6~9月に当年枝が罹病する。
6~7月に発生した場合は先端部以外は落葉し、新梢が垂れ下がる。
8~9月に感染した場合は新梢は立ち上がったまま枯死する。
7月頃に吹いた新芽が感染すると芽枯れを起こす。
枯死部と健全部の間には樹脂が白く噴出する。
病気は発見し次第、罹患部を切除して処分する。
また、登録農薬を1~2週間おきに3~4回散布する。
カラマツの豆知識
和風の庭や盆栽によく使われる樹木で、生垣にも利用される。
針葉樹では珍しい落葉性の樹種。
材は樹脂が多く出るためあまり利用されない。
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