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ヒマラヤスギ( Cedrus deodara )
ヒマラヤスギの特徴
ヒマラヤスギの科名・属名
マツ科ヒマラヤスギ属
ヒマラヤスギの和名由来
ヒマラヤ産のスギの意。葉形が似ていることから。
ヒマラヤスギの学名由来
「Cedrus」=香りの良い樹木のギリシャ名「cedros」にちなむ。
「deodara」=神木の意。古くから神聖な樹木として扱われてきたことから。
ヒマラヤスギの別名
ネズモミ、カラマツモミ、ヒマラヤシーダー
ヒマラヤスギの分類
針葉樹・常緑樹・雌雄同株
ヒマラヤスギの分布
ヒマラヤ原産
ヒマラヤスギの葉の特徴
葉は長さ2.5~5㎝程度で針形。
葉の色は淡青緑色で互生だが、短枝では束生する。
枝先は下垂し、若枝には細毛がある。
ヒマラヤスギの花の特徴
秋に淡黄褐色の花を付ける。
ヒマラヤスギの実、種子の特徴
花を付けた翌年の秋に長さ6~13㎝の長楕円形の球果が付く。
種子には翼がある。
ヒマラヤスギの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰黒色~灰色で縦長の網目状に深く裂ける。
ヒマラヤスギの育て方
ヒマラヤスギの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
埴壌土 | △ | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
ヒマラヤスギの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ヒマラヤスギの管理方法
芽が固まった5月下旬から6月に剪定をする。
一本で見せるときは透かし剪定をして円錐形に整える。
常緑で刈込にも耐えるため、生垣にされることもある。
ヒマラヤスギの病虫害
・すす葉枯病
6月頃、罹病すると針葉の先が黄褐色~赤褐色に変色する。
後に病斑は灰褐色になり、微小な小黒粒点を多数形成する。
アカマツに発生するすす葉枯病菌と同じ種が病原菌となる。
乾燥や湿潤が病気の発生に繋がるとされる。
防除方法は、乾燥地では稲わらを敷くなどして干ばつ対策をする。
湿潤な場所では排水対策を行うようにする。
ヒマラヤスギの豆知識
洋風の庭や公園などに使われる樹木。
自生地では建築材などに使われる。
日本には明治初年頃に渡来。
アローカリア・アローカーナとコウヤマキと共に、
「世界三大美樹」や「世界三大景観樹」と呼ばれる樹木の一つ。
花言葉は「力」。
エジプトではミイラの腐食防止剤として
ヒマラヤスギの精油を用いた。
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