スポンサードサーチ
カヤ( Torreya nucifera )
カヤの特徴
カヤの科名・属名
イチイ科カヤ属
カヤの和名由来
古名「カヘ」の転など諸説あり。
カヤの学名由来
「Torreya」=アメリカの植物学者J・トレーから。
「nucifera」=堅果を持った の意。
カヤの別名
ホンガヤ、カヤノキ、カエ
カヤの分類
針葉樹・常緑樹・雌雄異株
カヤの分布
宮城県以南の荒地や草地
カヤの葉の特徴
葉の長さは2~3㎝の扁平な針形で先は尖る。
表は深緑色で光沢があり、裏は淡緑色で
主脈の両側に2条の気孔線がある。
カヤの花の特徴
春頃、葉腋に咲く。
雌雄異株で、雄木は葉腋に黄色い卵形の花を付ける。
雌花は緑色で枝の先端に密生して付く。
カヤの実、種子の特徴
種子は2~3㎝の楕円形で紫褐色に熟す。
外種子を外したものを榧実という。
カヤの樹皮、枝の特徴
樹皮は明るい灰色で、縦に浅く裂ける。
繊維状にほぐれやすく、肌に刺さるとかゆくなることがある。
カヤの育て方
カヤの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
埴壌土 | △ | 〇 | △ | △ | 〇 |
カヤの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
カヤの管理方法
日陰や大気汚染に強く、土壌も選ばないので育てやすい樹種。
葉が尖り肌に刺さるので剪定には注意が必要。
基本的には自然樹形で育てるため、透かし剪定で管理する。
耐寒性はあるが自生地と同じ東北南部辺りが植栽の北限とされる。
カヤの病虫害
・マキアカマルカイガラムシ
雌成虫の大きさは1.6~2㎜程度。
全体淡黄色~赤褐色で円形。
発生は不規則で、食害を受けた部分は黄変する。
被害を確認したら登録農薬を散布して防除する。
カヤの豆知識
和風の庭や公園、工場緑地などに用いられる樹種。
材は緻密で腐りにくいため建築材や造船材に使われる。
特に大径木の材から作った碁盤や将棋盤は最高級品として扱われる。
胚乳からは油を採り、食用や理髪用として使われる。
外種子を外した種子の部分を榧実(ひじつ)といい、
十二指腸虫の駆除に用いる。
コメント