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オガタマノキ( Machelia compressa )
オガタマノキの特徴
オガタマノキの科名・属名
モクレン科モクレン属
オガタマノキの和名由来
「招霊(おぎたま)」の転。
この樹種の枝を神前に供えて神霊を招祷(おき)たてまつることから。
オガタマノキの学名由来
「Michelia」=スイスの植物学者M・ミケーリのから。
「compressa」=扁平の の意。
オガタマノキの別名
オガタマ、トキワコブシ
オガタマノキの分類
広葉樹・常緑樹・雌雄同株
オガタマノキの分布
関東以南の温暖な地域
オガタマノキの葉の特徴
葉身は5~12㎝で長楕円状倒卵形。葉は互生する。
葉の縁は全縁でわずかに波打ち、葉先は鈍頭。
葉の表は濃緑色で光沢があり無毛。
裏は淡緑色で主脈上と葉縁部に毛がある。
オガタマノキの花の特徴
2~4月頃に、芳香のある花を葉腋に付ける。
花の色は白~クリーム色で、付け根側は紅紫色になる。
オガタマノキの実、種子の特徴
10月頃にいびつな球形の実が熟す。
熟すと中から赤く熟した種が出てくる。
オガタマノキの樹皮、枝の特徴
樹脂は灰白~灰白色で平滑。皮目が目立つ。
オガタマノキの育て方
オガタマノキの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
砂壌土 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
オガタマノキの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
オガタマノキの管理方法
大木になるので植える場所はスペースが必要。
耐潮性があり、海岸近くでも育つことがある。
寒さに弱い樹種。剪定や移植を嫌う。
自然の樹形がきれいなので、透かし剪定程度に留める。
オガタマノキの病虫害
・ツノロウムシ
雌成虫の体長は約6~9㎜程度。
灰白色で周りに8個の突起があり、背面中央に大きい角上突起がある。
年一回の発生で、5月下旬に産卵し、6~7月に幼虫が現れる。
9~10月に成虫になり、受胎した雌成虫で越冬する。
乳白色のロウ質物を分泌する。
吸汁性で樹勢を衰退させるほか、糞はすす病を併発させる。
発見し次第、ブラシの様なもので削ぎ落すか、
幼虫発生時期に農薬を散布する。
オガタマノキの豆知識
山中に生息する樹木で、庭木にも使われる。
常緑であることから古来より神木として用いられた。
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