- ミヤギノハギ( Lespedeza thunbergii)
ミヤギノハギの特徴
ミヤギノハギの科名・属名
マメ科ハギ属
ミヤギノハギの和名由来
仙台付近の宮城野に自生した為、という説がある。
ミヤギノハギの学名由来
「Lespedeza」=元フロリダ州知事V・M・ド・セスペデスにちなんだ名前。
「thunbergii」=ツンベリーの の意。
ミヤギノハギの別名
ナツハギ
ミヤギノハギの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄同株
ミヤギノハギの分布
本州中部以北の日本海側
ミヤギノハギの葉の特徴
葉は長さ8~15㎝前後の三出複葉で互生する。
小葉は広倒卵形で、大きさは3~5㎝。
頂葉は側葉に比べて少し大きい。
小葉の先は尖り、縁は全縁。
葉の表は濃緑色~緑色で、脈上に毛がある。
裏は淡緑色で、全面に伏毛がある。
ミヤギノハギの花の特徴
8~10月頃、葉腋に総状花序を付ける。
花は紅紫色で蝶形花。
ミヤギノハギの実、種子の特徴
小さな楕円状の豆果を付ける。
最初は緑色だが、褐色に熟す。
ミヤギノハギの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰褐色で縦に薄く筋が入る。
ミヤギノハギの育て方
ミヤギノハギの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | △ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
ミヤギノハギの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ミヤギノハギの管理方法
背は高くならないが、成長が早いため
丸い樹形で大きくなる。
自然樹形がきれいなので、太い枝を
根元から剪定する。
ミヤギノハギの病虫害
・葉枯病
葉に発生する病害。
6~9月に発病し、罹病葉は淡褐色~灰褐色で不定形の病斑が生じる。
病葉は葉の縁が巻き込み、やがて早期落葉する。
病原菌の詳しい生態は不詳。
落葉は焼却処分し、登録農薬を使用して防除する。
ミヤギノハギの豆知識
山に自生する樹木で、雑木の庭や和風の庭に用いられる。
公園などにもよく植えられる。
別名のナツハギは、
夏に花が咲くことから名づけられた。
宮城県の県花。
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