スポンサードサーチ
キハダ( Phellodendoron amurense )
キハダの特徴
キハダの科名・属名
ミカン科キハダ属
キハダの和名由来
樹皮の下に黄色い層があることから。
キハダの学名由来
「Phellodendoron」=「phellos コルク」+「dendron 樹木」。
コルク質が発達することが由来。
「amurens」=シベリアのアムール地方の の意。
キハダの別名
キワダ、オウバク、シコロ
キハダの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄異株
キハダの分布
北米原産
キハダの葉の特徴
奇数羽状複葉で葉の付き方は対生。
葉の長さは20~45㎝程度。
小葉は7~15枚付き、大きさは5~10㎝。
小葉の形は卵状長楕円形。
縁は細かい鈍鋸歯があり、葉先は鋭く尖る。
葉の表は濃緑色で、脈に毛がある。
裏は帯白色。秋には黄葉する。
キハダの花の特徴
初夏、黄緑色の小花を付ける。
キハダの実、種子の特徴
秋頃に球形の果実が黒熟する。
果実は柑橘系の香りがする。
キハダの樹皮、枝の特徴
樹皮は茶褐色で葉痕が目立つ。
老木になると灰黒色になり、
不規則にコルク質が発達する。
キハダの育て方
キハダの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
キハダの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
キハダの管理方法
成長が早く、剪定が難しい為、庭には不向き。
乾湿の耐性、耐寒性も強い為、植栽場所は選ばない。
キハダの病虫害
・さび病
葉に感染し、黄色の病斑を形成する。
病斑は後に壊死して黒色になり、早期落葉する。
この病原菌は異種寄生性で、
アカマツにも寄生し、葉さび病の原因になる。
罹病を確認したら直ちに切除し、焼却処分する。
新葉の展開期には登録農薬を散布して防除する。
キハダの豆知識
北アメリカ原産で、山地に自生する樹木。
日本には黄色の染料として中国から渡来した。
漢方でキハダの樹皮を「黄柏(オウバク)」といい、
健胃整腸薬として用いられる。
樹皮の内皮は黄色の染料に用いられる。
材は光沢が美しい為、建材や工芸品に使われる。
コメント