スポンサードサーチ
ニガキ( Picrasma quassioides)
ニガキの特徴
ニガキの科名・属名
ニガキ科ニガキ属
ニガキの和名由来
枝葉に強い苦みがあるため。
ニガキの学名由来
「Picrasma」=苦味に由来。
「quassioides」=Quassia属に似た の意。
ニガキの別名
ヤマニガキ、クスリギ
ニガキの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄異株
ニガキの分布
日本各地の山野
ニガキの葉の特徴
奇数羽状複葉で葉の付き方は互生。
葉身の長さは15~25㎝。
小葉は9~13枚付き、大きさは4~10㎝。
小葉の形は卵状長楕円形。
縁は浅い細鋸歯があり、葉先は尾状に尖る。
葉の表は濃緑色で、裏は緑白色。
ニガキの花の特徴
4~5月頃、黄緑色の四弁花を円錐花序状に付ける。
ニガキの実、種子の特徴
9月頃に球形の果実が黒熟する。
ニガキの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰白色で、皮目が隆起する。
ニガキの育て方
ニガキの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
砂壌土 | △ | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
ニガキの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ニガキの管理方法
成長が早く、大きくなるため庭には向かない。
陽樹のため日向を好むが、日陰にも耐える。
ニガキの病虫害
・オオワタコナカイガラムシ
3月以降、新しい枝を集団で加害する。
雌成虫は体長4~5㎜程度で扁平楕円形をしている。
色は淡緑褐色で、全体が蝋物質で薄く覆われている。
孵化幼虫は淡黄色。
透かし剪定を行い樹木の風通しを良くすると防除に繋がる。
ニガキの豆知識
山野に自生し、庭木にはあまり使われない樹木。
樹皮を苦木と呼び、健胃薬に用いる。
煎汁は家畜などの殺虫剤に使われた。
材は堅く緻密で、農具や下駄などに使われる。
コメント