どうもカントーです。
本日の桜前線追いかけ隊は、
私がずっと行きたかったところに行ってきました。
今回のブログはちょっと重めですが、
是非ともお付き合いください。
今日は広島県にある広島市役所に行ってきました。
お目当ては、‘被爆桜’です。
私みたいな軽率な輩が取り上げて良い題材か迷いましたが、
「戦争を風化させない」ためにも、
広島編では被爆桜を取り上げることにしました。
この被爆桜は1945年8月6日に原爆によって被爆しましたが、
見事生き残った樹木です。
原爆が投下された中心地より
1050m離れた場所で被爆したこのサクラを、
庁舎の敷地に移植してあります。
さすがに復活したとはいえ、
75年も経っているサクラはサルノコシカケが生えて
だいぶ痛んでいる箇所がありました。
しかし、このサクラは被爆桜として接ぎ木苗が生産されており、
日本各地で植えられています。
いろいろな場所で戦争を風化させまいと、
力強く生き続けているのです。
戦争という大きな問題に対して、
私のできることなど、ほんのちょっとのことしかありません。
しかし、樹木医として、樹木を愛するものとして、
今回の被爆桜のような樹木を紹介し、
一人でも多くの方が戦争について考えてくれる
きっかけになれば良いなと思います。
今回の旅では、福島県でも
復興のためにサクラを植樹しているプロジェクトがあるため、
交流する予定です。
サクラを通して、樹木を通して、
‘平和’になるために微力ながらも貢献していければと思います。
優しい世界になりますように。
二度と過ちが起こりませんように。
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