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メグスリノキ( Acer nikoense)
メグスリノキの特徴
メグスリノキの科名・属名
ムクロジ科カエデ属
メグスリノキの和名由来
樹皮の煎汁を目の洗浄に用いたことから。
メグスリノキの学名由来
「Acer」=裂ける
「nikoense」=日光(栃木県)の の意。
メグスリノキの別名
チョウジャノキ
メグスリノキの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄異株
メグスリノキの分布
本州の宮城、山形県以南
メグスリノキの葉の特徴
葉の付き方は対生で3出複葉。
小葉の葉身の長さは5~12㎝で楕円形。
縁は不揃いな鋸歯があり波状になる。
葉先は尖る。
葉の表は濃緑色で葉脈上にわずかに毛がある。
裏は緑白色で全面に毛があるが、脈上に密生する。
秋には鮮やかに紅葉する。
メグスリノキの花の特徴
雌雄異株。5月頃、枝先に花を付ける。
メグスリノキの実、種子の特徴
8~10月頃、プロペラ状の緑色の実を付ける。
イロハモミジなどに比べて格段に大きい。
メグスリノキの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰色~灰褐色で、縦にひび割れる。
小さな皮目がある。
メグスリノキの育て方
メグスリノキの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | △ | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
メグスリノキの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
メグスリノキの管理方法
成長速度は遅い~普通。
最終的には大きくなるため、
植栽場所はスペースがある方が良い。
日向~半日陰を好み、湿度が高い場所が適地。
メグスリノキの病虫害
・カミキリムシの仲間
ゴマダラカミキリの食害にあうことが多い。
成虫の捕殺が効果的。
成虫発生期、または発生前に樹幹に散布する農薬もある。
・モミジニタイケアブラムシ
体長は2~3mmで暗赤褐色をしている。
4月頃に新芽から吸汁加害するし、すす病を誘発する。
剪定で風通しのいい樹形を確保することや適用農薬の散布で対応する。
メグスリノキの豆知識
庭木にはあまり使われないが、
モミジの中でも紅葉が抜群にきれいな樹種。
樹液は目の洗浄に用いる。
樹液の目薬を作って長者になったという伝承から、
チョウジャノキという別名がある。
葉はお茶に使われる。
エピ・ロドデンドロンという物質が含まれ、
肝機能改善に良いとされている。
材は器具材に使われる。
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