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ケンポナシ ( Hovenia dulcis )
ケンポナシの特徴
ケンポナシの科名・属名
クロウメモドキ科ケンポナシ属
ケンポナシの和名由来槵
手棒梨(てんぽなし)が転じた。
実の形を腫れぼったい手指に例え、
実の味をナシに例えたことから。
ケンポナシの学名由来
「Hovenia」=オランダの宣教師D.ホーベンスから。
「dulcis」= 甘い の意。
ケンポナシの別名
ケムノキ
ケンポナシの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄同株
ケンポナシの分布
本州から九州の低山や原野
ケンポナシの葉の特徴
葉の付き方は互生。
葉身は10~20㎝程度で広卵形。
縁は不揃いの鋸歯があり、葉先は尖る。
葉の表は濃緑色で光沢があり、
裏は濃灰緑色で葉脈上にわずかに毛がある。
ケンポナシの花の特徴
6~7月、緑白色の小花を集散花序状に付ける。
ケンポナシの実、種子の特徴
9~10月頃、球形の核果が紫褐色に熟す。
屈曲し、肥厚した花序軸は食べられる。
ケンポナシの樹皮、枝の特徴
樹皮は暗灰色~灰褐色で縦に裂けめが入る。
成木では短冊状に樹皮が剥がれる。
ケンポナシの育て方
ケンポナシの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | △ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
ケンポナシの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ケンポナシの管理方法
日向~半日陰を好む樹種。
耐寒性があり、乾湿共に耐性がある。
大きくなるので庭には向かない。
ケンポナシの病虫害
・斑点病
葉に黒褐色~黒色の病斑が生じる。
病斑の裏側は紫色になる。
病葉は病気が進行すると褐変化し、
最終的には落葉する。
落葉した罹病葉は集めて焼却処分する。
ケンポナシの豆知識
最終的には20m以上の大きさになるため、
庭木には勧められない。
果実は食用になる。
果実には硝酸カリやブドウ糖を含み、
利尿作用がある。
乾燥させた果実は二日酔いに用いる。
材は木目が美しく、
建築材や家具材に用いられる。
古代中国では果実を食べると
水難から逃れるという言い伝えがあった。
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