スポンサードサーチ
ナワシログミ ( Elaeucarpus pungens )
ナワシログミの特徴
ナワシログミの科名・属名
グミ科グミ属
ナワシログミの和名由来槵
苗代を用意する初夏に実が熟すため。
ナワシログミの学名由来
「Elaeagnus」=「elaia オリーブ」+「agonos セイヨウニンジンボク」。
オリーブの実とセイヨウニンジンボクの葉に似ることが由来。
「pungens」=堅くて尖った の意。
ナワシログミの別名
サツキイチゴ、ウシイチゴ
ナワシログミの分類
広葉樹・常緑樹・雌雄同株
ナワシログミの分布
本州~九州の海岸線
ナワシログミの葉の特徴
葉の付き方は互生。
葉身は5~8㎝程度で長楕円形。
縁は全縁で、葉上に縮んで裏に反り返る。
葉先は鋭頭または円頭。
葉の表は濃緑色で光沢があり、裏は茶褐灰色。
葉の両面に銀色の鱗状毛が見られるが、
葉裏に顕著に発生する。
葉表は後に無毛になり、
葉裏には褐色の鱗状毛が散生する。
ナワシログミの花の特徴
秋に葉腋から短い柄のある
淡黄色の花が下垂する。
ナワシログミの実、種子の特徴
花が付いた翌年の夏、
広楕円形で橙色の果実が熟す。
実は食べられる。
ナワシログミの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰色~灰褐色で
太くなってくると縦にひび割れる。
ナワシログミの育て方
ナワシログミの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
砂質壌土 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
ナワシログミの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ナワシログミの管理方法
耐潮性があり、海岸近くでも耐える樹種。
地際や主幹から萌芽がよく出るので、
元から抜くようにして剪定する。
ナワシログミの病虫害
・白紋羽病
罹病すると葉が小型化し、退色する。
晴天で萎れ、雨や曇りの日は少し回復する。
被害が進むとやがて枯死する。
子嚢菌の仲間で、根の表面に寄生し、
白色の菌糸が絡みつき膜状を形成する。
防除は難しいが、果樹用の適用薬剤があるので
用法用量に従い散布する。
ナワシログミの豆知識
公園や海岸沿いの植栽に使われる樹木。
実は食用になり、生食できる。
漢方では果実を日干しして、
下痢やのどの渇きに煎じて服用した。
オオバグミとの交配種にギルドエッジという
葉の縁が黄色い斑入りになる品種がある。
コメント