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ヤブコウジ( Ardisia japonica )
ヤブコウジの特徴
ヤブコウジの科名・属名
ヤブコウジ科ヤブコウジ属
ヤブコウジの和名由来
藪に生息し、果実がコウジに似ているため。
ヤブコウジの学名由来
「Ardisia」=「ardis 槍先」の意。
「japonica」=日本の の意。
ヤブコウジの別名
ヤマタチバナ、ヤブタチバナ
ヤブコウジの分類
広葉樹・常緑樹・雌雄同株
ヤブコウジの分布
北海道~九州の山地
ヤブコウジの葉の特徴
葉は長さ4~13㎝の長楕円形で対生する。
葉先は尖り、葉縁は細かい鋸歯がある。
葉の表は暗緑色で光沢があり、裏は灰緑色。
ヤブコウジの花の特徴
7~8月に白い小さな花を付けるが、目立たない。
ヤブコウジの実、種子の特徴
11月に赤くて丸い実がなる。
ヤブコウジの樹皮、枝の特徴
枝は緑色で平滑。
後に木質化し茶褐色~灰褐色になる。
ヤブコウジの育て方
ヤブコウジの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
埴壌土 | 〇 | ◎ | 〇 | △ | 〇 |
ヤブコウジの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ヤブコウジの管理方法
乾燥に弱いので、
日陰になるところで植えると良い。
枝の途中から切ってもまた吹いてくるので、
4~6月頃に背が高くなった枝は切り戻す。
株立ち状になるので、
混んできたら枝を根元から抜くように剪定する。
ヤブコウジの病虫害
・イヌガヤワタカイガラムシ
雌成虫の体長は4~5㎜程度。
全体黄褐色で暗褐色斑がある。
年一回発生で幼虫越冬する。
幼虫は5~6月に成熟し、卵のうを形成する。
孵化幼虫は6月に発生し、葉に寄生する。
被害が大きくなると葉が黄化し、早期落葉する。
風通しのいい樹形を保つと発生を抑制できる。
発見したら幼虫発生期に登録農薬を散布する。
ヤブコウジの豆知識
雑木、和風の庭に合う樹木。
古くから日本庭園の下草として
用いられてきた。
冬でも葉が青々とし、実が赤い為
正月の床飾りや婚礼で使用する酒樽の飾りに
使われてきた。
万葉集や古今集で詠まれている
「山橘」はヤブコウジを指す。
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