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トウネズミモチ( Ligustrum lucidum )
トウネズミモチの特徴
トウネズミモチの科名・属名
モクセイ科イボタノキ属
トウネズミモチの和名由来
中国(唐)のネズミモチの意。
トウネズミモチの学名由来
「ligustrum」=縛るの意。
この樹木の枝で物を縛ったことから。
トウネズミモチの別名
特になし
トウネズミモチの分類
広葉樹・常緑樹・雌雄同株
トウネズミモチの分布
中国原産
トウネズミモチの葉の特徴
葉は対生。
葉身は6~14㎝の楕円形。
葉先は次第に尖り、縁は全縁。
葉の表は濃緑色で光沢があり、
裏は淡緑色。両面とも無毛。
葉を光で透かすと主脈が見える。
トウネズミモチの花の特徴
6月頃に円錐花序を形成し、
白色の小花を密に付ける。
トウネズミモチの実、種子の特徴
秋頃、球形の果実が黒熟する。
トウネズミモチの樹皮、枝の特徴
枝や幹は灰色~灰褐色。
幹の表面は平滑で、皮目の粒が
ところどころ隆起する。
トウネズミモチの育て方
トウネズミモチの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
トウネズミモチの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
トウネズミモチの管理方法
どこにでも生えてくる強健な樹種。
耐潮性があり、海岸近くでも育つ。
刈込にも耐える。
成長が早いので、定期的な剪定が必要。
トウネズミモチの病虫害
・斑紋病
罹病すると葉に3㎜程度の茶~茶褐色の斑点が生じ、
周囲は黒褐色になる。
後に肥大化し、輪紋を呈する。
病原菌は病斑で越冬する。
発病部を確認したら切除、処分する。
また、発病樹の落葉も集積し、処分する。
トウネズミモチの豆知識
公園や街路、工場緑化で使われる樹木。
近年は野生化も目立つ。
要注意外来生物に指定されている。
熟果を日干ししたものを女貞(じょてい)と言い、
強壮剤として用いる。
ネズミモチよりも葉が大きく、
また、実も大きくて丸い。
トウネズミモチの方が葉が薄く、
葉を光に透かすと主脈が見える。
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