樹木医って聴診器を使うの?

雑記

樹木医ってどうやって

樹木を病気だと判断するか

ご存知でしょうか?

知らない方に聞いてみると

聴診器を樹木に当てて

木の声を聞くことが出来るのが樹木医だと

思われているみたいです。笑

なので、今回は樹木医が

どうやって樹木の診断をしているのかを

紹介したいと思います。

さて、聴診器の話ついでに説明させていただくと、

実は樹木医は聴診器を使いません。笑

聴診器を使って樹木の音を聞くと

枝が揺れて幹が軋んでいる音ぐらいしか

聞こえません。

なので、聴診器で判断できる病気はないのです。

ではどうやって判断しているのかというと、

ほとんどが目視、

つまり見た目で判断していることが

ほとんどになります。

どこを見て判断するかは、

樹種によってかかりやすい病気があるので

目処を立てて見ていきます。

例えば太い街路樹であれば

腐朽していないかを見るため、

根元や幹にキノコやカビが

生えていないかを見ます。

また、虫によって開けられた傷がないか、

菌や虫によって樹木が弱ってないかを

確認します。

樹木の元気はどうやって判断するのかというと、

まずは枝葉を見て樹木が元気かどうかを見ます。

例えば葉がしおれていないか、

枝先に葉がちゃんとついているか、

葉の色が変わっていないか等

病気の時に見られる症状を見ます。

以上の項目の他に、

太い樹木については

見えない幹の中が

空洞になってないかを

確認する必要があります。

では見えないところはどうやって確認するのでしょう?

方法は色々とあるのですが、

主に電磁波を利用する方法と

音波を使用する方法があります。

電磁波を使う方法では、

人間のレントゲンのように

幹の中を確認する方法があります。

この方法は樹木に傷をつけず

幹の中を確認できますが、

判断が難しいことがあるのと

機材コストが高いことから、

本当に倒れる危険がある樹木や

天然記念樹を診断するときに

使用しています。

音波を使う方法は

幹にセンサー付きの釘を打ち、

音の伝搬速度を測ることで

幹の中を診断します。

この方法の長所は

機材が軽く、簡易的に調査ができることです。

逆に短所は、

幹を大なり小なり傷つけてしまうことと

音の伝播が正確に測れるわけではないので

不正確なデータが出る可能性があることです。

他にも電気抵抗値を測る方法や

温度、赤外線によって

幹の中を診断する方法の

研究が進んでいます。

しかし、やはり人間の研究と違って

進みが遅いので、

画期的かつ簡易的に診断できる方法の研究が

難航していいるのが現状です。

ちなみに庭木等の

比較的小さい樹木であれば

土壌や水、日当たりなどの

環境の適正診断や

虫や菌の被害がないか診断することが

必要になってきます。

樹木は環境に合わせて

水環境、日当たりなどについて

樹種によって適正環境がとても異なります。

例えば乾いている場所が好きな樹木を

水はけの悪い場所に植えれば

すぐに根腐れなどを起こし

枯れてしまいます。

また、日の当たる場所が好きな木を

日当たりの悪い場所に植えれば、

葉っぱの元気がなくなります。

最近はお花屋さんやホームセンターで

海外の植物が簡単に手に入る時代です。

綺麗な花や可愛い実がなる樹木を購入することは

とても良いことですが、

どういった環境が好きなのか

ちょっと調べてから

大事に育ててあげましょう。

ということで話は少しそれましたが

樹木の診断の話でした。

今後、樹木の病気や診断現場などの

レポートもできればと思っています。

お楽しみに!

ではまた~ヽ(・∀・)ノ

コメント