樹木が寒さに耐えられる理由!

樹木

今年も花粉症に悩む季節がやってきました(-_-;)
春までもうすぐだと思いきや、20日(火)は東京にも雪マークが・・・
冬を越すまでもう少しかかりそうです。

本日はこの寒さ厳しい冬を樹木たちがどうやって乗り越えていくのか紹介したいと思います。

冬、樹木が寒さによって部分的に壊死したり、
また、枯死してしまうことを凍害や霜害といいます。

樹木は基本的に細胞の内側が凍ってしまうと死んでしまいます。
よって、細胞内が凍らないように秋から樹木は冬越しの準備を始めます。

夏に光合成をたくさん行った樹木は、秋に細胞内のデンプン濃度が
一年で一番高くなります。

このデンプンは疎水性(水に溶けない性質)のため、
細胞内の水分に溶け込み水溶液濃度を上げるために
親水性(水に溶ける性質)であるブドウ糖やショ糖に分解します。

この反応により樹木の細胞中の水溶液は濃度が高くなります。

また、寒さが厳しくなるにつれて細胞と細胞の間や細胞壁が凍るようになると
細胞内と細胞壁外の素性気圧に大きな差ができ、細胞内から外へ水分が移動します。
この水分の移動により、更に濃度が上がり凍りにくくなります。

大きく分けてこの二つの作用で冬を越せる樹体の水分状態を作り上げます。

ちなみに、秋に強烈な寒波が来たり、
冬に細胞が耐えられないほどの寒さになったり、
春にもう一度寒さに襲われると凍害を受ける可能性が高くなります。

また、凍害を受けた部分は壊死して黒ずみます。
凍害の様な環境害は、ポット栽培でハウスに動かせる状態でない限りは
基本的に防ぐことができません。

樹木は自分で動いたりすることができないので
環境にあった植栽が結果的に樹木の命を守ることになります。

植物を植える際は、分布域や気候条件を調べてから
愛情を持って育ててあげてください。

ではまた(^^)/

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