花が咲かない?剪定時期が難しい樹木とその理由。

樹木

皆さんは今まで庭の木に花が咲かなかったり、実がならなかったりしたことがありませんか? もしかしたらそれは剪定の時期や仕方が原因かもしれません。 今回は庭の管理でも敬遠されがちな剪定について書いていきます。

剪定を行う時期というのは樹種によって変わってきます。それは、樹種によって花芽をつける季節が違うからです。 例えばサクラは春に満開の花を楽しませてくれますが、 花芽をつけるのは、花が咲く前の年の6月ぐらいから準備を始めています。 この花芽のついた枝を切ってしまうと翌年花が咲かない、 または少ないといった現象が起こってしまいます。

そこで、庭によく植えられている剪定時期を気を付けなくてはいけない 代表的な3種類の樹木について、剪定時期と管理の仕方を解説していきます。

①キンモクセイ(ギンモクセイ)

とても良い香りで秋を知らせてくれるキンモクセイですが、この樹木も剪定には気を付けたい樹木のひとつです。

キンモクセイの枝は密になるので、刈込による剪定を行うのが一般的です。しかし、キンモクセイは花が咲くその年に新しく伸びた枝に花芽をつけるので、春や夏に今年伸びてきた新枝を刈り込んでしまうと、その年に咲く花を全て切ってしまう可能性があります。

夏場にもっさりとしてきて、刈り込みたくなる気持ちはわかりますが、グッとこらえることがキンモクセイを楽しむポイントになります。

逆に、剪定に適した時期は花を楽しんだ後になります。寒くなっていく時期なので、外の作業が辛くなる前に剪定しちゃうのがベストです。

②ツツジ類

5月ごろから花が楽しめるツツジの仲間ですが、この樹種も剪定時期が悪く花が咲いていないのをよく見かける樹種の一つになります。サツキツツジやクルメツツジもキンモクセイ同様刈込を行う樹木ですが、時期を間違えるとほとんどの花芽を刈り取ってしまうのです。

なぜ間違った時期に多く剪定されてしまうのかというと、それは剪定適期がツツジの花が枯れ始めた直後だからです。ツツジは、翌年の花芽を、今年の花を咲かせた後すぐにつけてしまいます。

ちなみに、花芽をつけることを花芽形成(かがけいせい)といいます。

つまり、お花を楽しんだ後すぐに刈り込んであげないと翌年の花芽をすべて刈り取ってしまうことになるのです。

また、ドウダンツツジはツツジの仲間とは厳密には違うのですが、花が終わった後、翌年の花芽形成をすぐ行うことは共通です。

ちなみに春に花が咲く樹種は、ほとんどの樹種が昨年のうちに花芽形成を行います。サクラ、ウメ、モモなども7~8月には花芽形成されると言われています。

いつ花芽をつけるのか注意が必要です。

③クチナシ

クチナシは6~7月にかわいらしい白い花を付ける樹木です。同じ6月に花をつけるアジサイは、その年に伸びた枝先に花をつけますが、クチナシは花が終わった8~9月ごろ花芽を形成します。

つまり、この花も花後すぐに剪定が必要な樹木になります。ただし、クチナシを花後すぐに剪定してしまうと冬に実を楽しめません。クチナシの実は栗金団の着色料としても有名で、それを楽しみたい方もいるでしょう。花芽形成のことを頭に入れておき、目的に合った剪定をおススメします。

余談ですがクチナシは移植困難な樹木です。気を付けてください。移植についても次の機会で話していこうと思います。

以上、花芽形成と剪定について代表的な樹木を挙げて説明しました。花をつける植物はいきなり花を咲かせるわけではなく、準備期間があるということをよく覚えていただければと思います。

また、ご自分の育てている樹木の花芽形成時期を調べるのも愛が深まっていいと思います。

ではまた。

P.S. 幣サイトについて見づらい状態が続き申し訳ございません。素人ながら自分で設計しているので、少しづつ改良していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

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