いつあげれば良い?肥料のタイミング。

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植物を育てていらっしゃる方は肥料のことを考えたことが一度はあると思います。ホームセンターに行けば腐葉土や鶏糞、化成肥料などいろいろな肥料が置いてあります。しかし、どの肥料をどの時期に使えばいいかわからず、買ったタイミングであげることが多いと思います。そこで、今回は肥料をあげるタイミングについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

肥料の基礎知識

タイミングの話をする前に、肥料の基礎知識として肥料の種類について触れておきます。肥料には大きく分けて2種類あります。一つは腐葉土や鶏糞、油かすなど有機質がメインの肥料です。これを有機肥料といいます。もう一つは、無機質の栄養分を化学的にまとめたもので、これを化成肥料(化学肥料)といいます。基本的に有機肥料は分解される工程を踏んで植物に吸収されるため、肥料を与えてから効果が出るまで時間がかかります。これを遅効性といいます。逆に化成肥料は速やかに吸収されるため即効性のものが多いです。しかし、肥料分を分解性の殻に入れることで、だんだん植物が吸収できるようにしてある化成肥料もあるので、買うときには注意して購入してください。

 

元肥

植物の鉢を変えるとき、また移植などで新しく植えるときに、土と一緒に肥料を混ぜます。この肥料を元肥(もとひ)といいます。植え替えて根が伸びたときに、栄養たっぷりの土で成長できるようにしてあげることが目的です。

元肥は基本的に遅効性の有機肥料を使用することが多いです。植え替えは植物にとってストレスが強いイベントになるので、長期的に栄養を補給できる有機肥料を土に混ぜてから植えてあげるようにしてください。また、栄養濃度が高いと根が傷むことがあるので注意してください。

 

寒肥

植物は、春先に芽を出して活動し始めるのを確認できますが、実際に水や養分を吸収し始めるのは芽を出す前の、まだ寒い時期に行っています。この冬の吸収時期に、新芽を出すためにしっかり栄養をあげることを寒肥(かんごえ)といいます。冬の間、植物は夏に吸収したエネルギーを使って生活しています。よって、春先は植物にとって一番体力のない季節になります。また、新芽を出すのにもたくさんの栄養とエネルギーが必要になります。この春時期にエネルギー切れにならないように、2月頃に寒肥をしてあげると、植物は春の体力がない時期をしっかり越せるようになります。

冬の植物は根からの吸収が遅いため、寒肥には遅効性の有機肥料が最適です。2~3月にゆっくり栄養を蓄えてもらい、4月に頑張ってもらえるようにしましょう。

 

お礼肥

植物は花をつけると体力が落ちます。また、種子をつけると、さらに体力が奪われてしまします。この時期を乗り越えてもらうために、お花で楽しましてくれたお礼を込めて、花後に植物にあげる肥料をお礼肥(おれいご、おれいひ)といいます。この時期の肥料は非常に大切です。基本的に植物の花後は果実や種子が発達します。この種子や果津に体力を奪われ、植物自体が枯れてしまうこともあります。この体力がなくなる前に、しっかりと肥料をあげることが大切になってきます。ちなみに、バラなどの植物で花がらを切り取る作業をするのは、植物の元気を保つためでもあります。(バラの花がら切りはその他にも意味があります。)

また、ツツジの仲間などは花後すぐに翌年の花芽をつけます。この花芽をつけるのにもたくさんの栄養が必要になるので、お礼肥をあげると翌年は花をたくさん咲かせてくれます。

お礼肥には即効性の肥料を使うことが効果的なので、化成肥料をあげると良いでしょう。しかし、無機質である化成肥料を長年使うと、地面が硬くなってしまうことがあるので注意が必要です。腐葉土等を混ぜてあげると良い土ができていくでしょう。

 

夏場の肥料

夏場の肥料には注意が必要です。梅雨時期は雨が多く、栄養が土に渡りやすいですが、逆に流れてもいきやすい季節になります。また、この時期に腐葉土など有機肥料を与えると、土壌中に菌が多くなり、病気の原因になることがあります。また、梅雨を越えて暑い季節になると、今度は別の問題が発生します。土壌中の有機物は温度が高いほど分解されやすくなります。また、植物は気温が高いと養分の吸収が弱くなります。この時期に肥料を与えてしまうと、土壌中の栄養濃度が上がり過ぎてしまい、逆に根が傷んでしまうことがあります。夏に肥料を与えるのは、基本的には控えた方がよさそうです。

 

 

以上、肥料のタイミングについて紹介しました。植物によっても肥料をあげるタイミングは違うので、しっかり調べてあげることも大切です。このブログ内でも植物図鑑を作っていきたいと思っているので、出来た際はご活用いただければと思います。

 

ではまた。

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