ドウダンツツジ( Enkianthus perulatus)
〇科名:ツツジ科
〇和名由来:結灯台の足に似ていることから、灯台が転じてドウダンになった。
〇学名由来:「Enkianthus」=膨らんだ花の意。
「perulatus」=鱗片のある の意。
〇別名:ドウダン
〇広葉樹・落葉樹・雌雄同株
〇分布:伊豆半島以西の山地(沖縄、離島以外)
〇葉の特徴
楕円形または卵形。葉は対生。
2~4㎝のひし形または倒卵形。
葉先は急に尖り、腺状突起がある。
細かい鋸歯がある。
〇花の特徴
春にスズランに似た壺形の垂れ下がった花を無数につける。
〇実、種子の特徴
夏に約8㎜位のラグビーボール状の実をつける。
〇幹、枝の特徴
若い時は紅褐色。樹齢がを重ねると灰色になっていく。
不規則に樹皮が剥がれる。
〇育成環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | △ | ◎ | ◎ | 〇 | ◎ |
〇暦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
〇管理方法
剪定は花後、直ぐに行うようにする。
7月には翌年の花芽分化を始めるため、
梅雨以降の剪定は控えるようにする。
花後にお礼肥をあげると
その年の紅葉の色や、翌年の花数が良くなる。
浅根性のため、水を切らさないようにすると良い。
〇病虫害
・ゴマフボクトウ
成虫は全体が灰白色で黒い斑紋がある。
幼虫は大きくて3~5㎝程度。
幼虫は根本付近の幹に穿孔食入する。
食入されると幹に穴が開き、
3~4㎜程度の球状の黄淡色の糞が堆積する。
食害を見つけたら穿孔痕に挿入するノズル付きの
殺虫スプレーなどで幼虫を駆除する。
〇利用、豆知識
花がきれいなため和風の庭園樹としてよく使用される。
雑木の庭にもよく合う。
近縁種に赤い花が咲くベニドウダンやサラサドウダンがある。
漢名では「満天星」と書く。
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