ヤマグワの特徴と育て方

植物図鑑

ヤマグワ( Morus australis )

〇科名:クワ科

〇和名由来:山に生えるクワから。

〇学名由来:「Morus」=クワのラテン古名。

〇別名:クワ

〇広葉樹・落葉樹・雌雄異株

〇分布:北海道~九州の山地

 

〇葉の特徴
葉は6~14㎝で卵状広楕円形。ときに3裂する。
縁は大小まばらな三角状の鋸歯があり、葉先は長く尖る。
葉の表は緑色で短毛がある。
裏は灰淡緑色で脈上に毛がある。

〇花の特徴
春、葉腋に黄緑色の花穂が付く。

〇実、種子の特徴
液果状で黒紫色に熟す。食べられる。

〇幹、枝の特徴
若木は平滑で皮目が散らばる。
成木になるにつれ縦筋が入り、老木になると縦に裂ける。

 

〇育成環境

土壌潮害耐寒日照乾燥湿潤
壌土

 

〇暦

101112
開花時期
果熟期
剪定適期
移植適期

 

〇管理方法
自然形がきれいなので剪定は透かすように行う。
剪定は冬時期と果実収穫後に行う。
萌芽力が強いため、定期的に剪定をした方が良い。
なるべく古い枝から抜くようにする。

〇病虫害
・クワカミキリ
成虫は36~45㎜で、全体的に灰色がかった黄褐色の微毛に覆われる。
2~3年に一回発生で、幼虫越冬する。
成虫は7~8月に現れ、新梢を摂食して産卵する。
幼虫は材を下方に向かって食害し、
樹皮に穴をあけて虫糞(フラス)を外に排出する。
食害にあうと枝枯れした後、枯死することがある。
防除法は成虫を捕殺するか、成虫発生初期または直前に農薬を樹幹注入する。

 

〇利用、豆知識

枝が暴れるので庭に植えると管理が大変な樹木。

蚕の飼料として用いられるのはマグワだが、
この樹種が栽培されることもある。

果実は生食とするほか、お酒にもされる。
マルベリーという名前で近年人気の果実。

樹皮は繊維質が強く布やロープ、和紙の原料とされる。

材は光沢が美しく、建築材や家具に使用される。

クワは雷除けの樹木とされ、「桑原、桑原」と唱える風習がある。

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