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ムクゲ( Hibiscus syriacus )
ムクゲの特徴
ムクゲの科名・属名
アオイ科フヨウ属
ムクゲの和名由来
漢名「木槿」の音読みの転。諸説あり。
ムクゲの学名由来
「Hibiscus」=ゼニアオイ属の古代ギリシャ、ラテン名。
「syriacus」=シリアの の意。
ムクゲの別名
モクゲ、ハチス
ムクゲの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄同株
ムクゲの分布
中国原産とされている。
ムクゲの葉の特徴
葉は長さは4~10㎝。卵形または広卵形で互生する。
葉の縁は欠刻状の粗い鋸歯があり、浅く三裂する。
葉の先は尖り、基部から3本の主脈が出る。
葉の表は濃緑色で、裏は淡緑色。両面にまばらに毛が生えている。
葉柄には星状毛や短毛が密生する。
ムクゲの花の特徴
夏から秋にかけて、径6~10㎝程度の五弁花が咲く。
花色は白、淡紅色、淡紫色など様々で、品種に富む。
ムクゲの実、種子の特徴
果実は卵円形で、熟すと五裂する。
ムクゲの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰白色~灰色で平滑だが皮目が目立つ。
成熟すると縦筋の模様が入ってくることがある。
ムクゲの育て方
ムクゲの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ムクゲの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ムクゲの管理方法
剪定は落葉後、枝を切り戻すと大きくならずに管理できる。
夏前に当年枝を剪定すると花芽を落としてしまうので注意が必要。
日当たりのよい場所を好むので、日陰の植栽は避けるようにする。
ムクゲの病虫害
・褐斑病
初夏の頃、葉に淡褐色~暗褐色の病斑を形成する。
病斑はやがて6~10㎜位の大きさになり、灰褐色に変わる。
病葉は早期落葉する。
病葉は発見し次第処分し、落葉も集めて焼却処分する。
ムクゲの豆知識
雑木、和風、洋風問わず、どのテイストの庭にもよく合う樹木。
原産は中国で、平安時代以前に渡来したとされる。
韓国の国花。韓国の異称を槿域という。
花は茶花としてよく使われる。
漢方では乾燥させた白色花の蕾を木槿花(もくきんか)と呼び、
煎じて胃腸カタルや下痢止めに使う。
樹皮は木槿皮といい、水虫に用いる。
槿の樹皮は繊維が多いため、製紙の補助原料として用いられる。
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