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コノテガシワ( Platycladus orientalis )
コノテガシワの特徴
コノテガシワの科名・属名
ヒノキ科コノテガシワ属
コノテガシワの和名由来
直立した枝の形が子供の掌に似ているため。
コノテガシワの学名由来
「orientalis」=東洋の の意。
コノテガシワの別名
ハリギ、テガシワ
コノテガシワの分類
針葉樹・常緑樹・雌雄同株
コノテガシワの分布
中国原産
コノテガシワの葉の特徴
葉は鱗片状で対生する。葉先は鈍頭。
葉の表裏は濃緑色で、区別はつきにくい。
コノテガシワの花の特徴
雌雄同株だが、雌雄異花。
雄花は黄褐色、雌花は淡紫褐色で、5月頃に枝先に咲く。
コノテガシワの実、種子の特徴
1~2.5㎝程度の先が角ばった長卵形で、
初めは緑白色だが、熟すと褐色になり裂開する。
コノテガシワの樹皮、枝の特徴
樹皮は赤褐色で老木は縦に細かく裂ける。
コノテガシワの育て方
コノテガシワの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | △ | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
コノテガシワの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
コノテガシワの管理方法
若いうちは成長が早いので定期的な剪定が必要。
刈込に耐える。
基本的には放置しても樹形が整う樹種。
日陰に耐えるが、枝が枯れることがあるので、
なるべく日向に植えるようにした方が良い。
コノテガシワの病虫害
・樹脂胴枯病
罹病すると枝や幹から樹脂が漏出し、患部が膨れたり裂けたりする。
小枝では患部から上の部分が枯れることがある。
漏出した樹脂が白くなると、患部に黒くてすす状の小粒点を生じる。
この小粒点から雨風で飛散し、他の部分や他の樹木に感染する。
地上に落下した枝で越冬するので、
小まめに枯れ枝を処分すると感染被害の予防になる。
樹脂が出ている罹患部を発見したら直ちに切除、処分して、
切除部には登録農薬を塗布する。
コノテガシワの豆知識
洋風の庭によく使われる樹木。
葉が黄色くなるエレガンティシマという園芸種が有名で、
洋風の建物の近くや公園によく植栽される。
枝葉は線香や香料の原料となる。
葉から精油が採れ、側柏葉(そくはくよう)と呼ばれる。
煎汁は腸の出血や下痢止めに用いられる。
種子は柏子仁(はくしにん)と呼ばれ、滋養強壮に用いる。
材は建築や器具材として使われる。
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