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ネコヤナギ( Salix gracilistyla )
ネコヤナギの特徴
ネコヤナギの科名・属名
ヤナギ科ヤナギ属
ネコヤナギの和名由
花穂がネコの尾に似ているため。
ネコヤナギの学名由来
「Salix」=ケルト語で「sal 近い」+「lis 水」の意。水辺に生息するため。
「gracilistyla」=花柱の長い の意。
ネコヤナギの別名
カワヤナギ、エノコロヤナギ
ネコヤナギの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄異株
ネコヤナギの分布
日本各地の渓流沿いや河川の水辺
ネコヤナギの葉の特徴
葉はの長さは7~13㎝で長楕円形。
葉先は鋭く尖り、縁には細かい鋸歯がある。
表は濃緑色で毛が生えているが、後に無毛になる。
裏は粉白色で絹毛が生えている。
ネコヤナギの花の特徴
3月頃、葉より先に白色の毛が密生した尾状花序を付ける。
ネコヤナギの実、種子の特徴
5月頃、絹毛を密生させた灰色の実が付く。
熟すと二つに裂けて種子が飛び出る。
ネコヤナギの樹皮、枝の特徴
樹皮は暗灰色で縦に浅く裂ける。
ネコヤナギの育て方
ネコヤナギの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | 〇 | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
ネコヤナギの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ネコヤナギの管理方法
成長は早いが自然樹形がきれいなので
透かし剪定を定期的に行うようにする。
陽樹なので、日当たりの良い場所を好む。
浅根性のため、強風に弱い。除草剤なども注意が必要。
ネコヤナギの病虫害
・炭疽病
葉や幼茎枝に発生する病害。
葉が罹病すると不規則な黒斑が生じ、葉枯れすることがある。
枝が感染すると黒色~黒褐色になり、
病斑が枝を一周すると罹病部より先が枯死する。
発病確認したら、罹病部を切り取り処分する。
また、登録農薬を散布する。
ネコヤナギの豆知識
庭木の低木として植栽される。
生け花の材料としても用いられる。
江戸時代まではカワヤナギと呼ばれていたが、
明治以降にネコヤナギと呼ばれるようになった。
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