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フウ( Liquidambar formosana )
フウの特徴
フウの科名・属名
マンサク科フウ属
フウの和名由来
漢名「楓」の音読み。
モミジに「楓」を当てはめたのは誤用。
フウの学名由来
「Liquidambar」=「Liquidus 液体」+「ambar 琥珀」の意。
樹幹から芳香性のある樹液が流れるため。
「formosana」=台湾の の意。
フウの別名
タイワンフウ
フウの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄同株
フウの分布
中国原産
フウの葉の特徴
葉身は長さ7~15㎝で卵状三角形で3裂する。
葉の付き方は互生または束生。
葉の先は鋭く尖り、縁には細かい鋸歯がある。
葉の表は濃緑色で、葉の裏は淡緑色で葉脈上にわずかに毛がある。
秋には紅葉する。
フウの花の特徴
4月頃、葉と同時に開花する。
雄花序は枝先に上を向いて付く。
雌花序は垂れ下がる。
フウの実、種子の特徴
7~9月頃にかけて球形の果実を付ける。
色は緑色で軟毛が生える。
フウの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰色で、浅く縦筋状に亀裂が入る。
フウの育て方
フウの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | 〇 | △ | ◎ | 〇 | 〇 |
フウの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
フウの管理方法
陽樹のため、日向に強く日陰に少し弱い。
寒さに弱く、関東以南に植栽される。
成長が早く、大きくなる。
定期的な透かし剪定が必要。
フウの病虫害
・樹脂胴枯病
枝や幹に罹患し、発病すると枝枯れ症状や胴枯れ症状を起こす。
地際部で発病して罹患部が幹を一周すると枯死する。
患部はやや陥没し、菌体が隆起して鮫肌状になる。
また、罹患部からは大量の樹液が流出する。
感染経路は未詳だが、罹患部や枯死株は見つけ次第処分する。
また、切除した剪定痕には殺菌剤を塗布する。
フウの豆知識
大きくなるので公園木や街路樹に使われる樹木。
樹脂を乾燥させたものを楓香脂(ふうごうし)と呼び、
皮膚疾患や止血、鎮痛に用いる。
材は堅く耐久性があり、
建築や造船、家具などに使われる。
日本には1727年に渡来した。
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