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ヤマハギ( Lespedeza bicolor)
ヤマハギの特徴
ヤマハギの科名・属名
マメ科ハギ属
ヤマハギの和名由来
山に自生するハギの意。
ヤマハギの学名由来
「Lespedeza」=元フロリダ州知事V・M・ド・セスペデスにちなんだ名前。
「dicolor」=二色の の意。
ヤマハギの別名
ハギ、ホナガ
ヤマハギの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄同株
ヤマハギの分布
北海道~九州の山地
ヤマハギの葉の特徴
葉は長さ10~15㎝前後の三出複葉で互生する。
小葉は広倒卵形で、大きさは4~6㎝。
頂葉は側葉に比べて少し大きい。
小葉の先は鈍頭または円頭で、縁は全縁。
葉の表は濃緑色~緑色で、裏は淡緑色。
両面ともわずかに毛がある。
秋には黄葉する。
ヤマハギの花の特徴
7~9月頃、葉腋や枝先に総状花序を付ける。
花は紅紫色で蝶形花。
ヤマハギの実、種子の特徴
小さな楕円状の豆果を付ける。
最初は緑色だが、褐色に熟す。
ヤマハギの樹皮、枝の特徴
樹皮は茶褐色で縦に筋が入り、
樹齢が経つと樹皮が所々剥げて荒々しくなる。
ヤマハギの育て方
ヤマハギの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
埴壌土 | △ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
ヤマハギの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ヤマハギの管理方法
北海道でも育つ耐寒性の強い樹種。
低木だが日向を好む。
根が横に広がり、株立ち状の樹形になりやすい。
大きくなってきたら枝を株元から抜いて、
枝を更新させるように管理する。
ヤマハギの病虫害
・葉枯病
葉に発生する病害。
6~9月に発病し、罹病葉は淡褐色~灰褐色で不定形の病斑が生じる。
病葉は葉の縁が巻き込み、やがて早期落葉する。
病原菌の詳しい生態は不詳。
落葉は焼却処分し、登録農薬を使用して防除する。
ヤマハギの豆知識
山に自生する樹木で、雑木の庭や和風の庭に用いられる。
砂防用として斜面に植栽されることもある。
「ハギ」と言われる樹木は、だいたいヤマハギのことを指す。
家畜の餌としても栽培される。
万葉集では秋の花の代表として141首も読まれた植物。
種子は挽いてお粥やご飯に混ぜて食用とした。
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