スポンサードサーチ
サンショウ( Zanthoxylum piperitum )
サンショウの特徴
サンショウの科名・属名
ミカン科サンショウ属
サンショウの和名由来
ショウ(椒)は辛い果実を指す。
山に自生する辛い果実から。
サンショウの学名由来
「Zanthoxylum」=黄色い木の意。木材が黄色いことから。
「piperitum」=コショウのような の意。
サンショウの別名
ハジカミ、サンショ
サンショウの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄異株
サンショウの分布
北海道~九州の山地
サンショウの葉の特徴
奇数羽状複葉で葉の付き方は互生。
葉の長さは7~17㎝程度。
小葉は11~15枚付き、大きさは1~3.5㎝。
小葉の形は卵状長楕円形。
縁は細かい鈍鋸歯があり、葉先は二裂する。
葉の表は濃緑色で、裏は緑白色。
両面とも脈に毛がある。
秋には黄葉する。
サンショウの花の特徴
4~5月頃、花弁のない集散花序を付ける。
色は黄緑色で萼片が目立つ。
サンショウの実、種子の特徴
夏頃に球形の果実が褐色に熟する。
熟すと開裂し、黒い種子が出てくる。
サンショウの樹皮、枝の特徴
樹皮は茶褐色~灰白色で皮目が目立つ。
枝には鋭い棘が付く。
サンショウの育て方
サンショウの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
埴壌土 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
サンショウの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
サンショウの管理方法
乾湿の耐性、耐寒性も強い為、育てやすい。
陰樹のため、日陰~半日陰を好む。
自然樹形がきれいな為、透かし剪定で管理する。
サンショウの病虫害
・さび病
葉に感染し、黄色~橙色の病斑を形成する。
病斑は後に壊死して黒色になり、早期落葉する。
この病原菌は異種寄生性で、マツ葉さび病の原因になる。
罹病を確認したら直ちに切除し、焼却処分する。
新葉の展開期には登録農薬を散布して防除する。
サンショウの豆知識
和風の庭や雑木の庭に合う樹木。
葉や実は食用にされる。
新芽や若葉を「木の芽」と呼び、
木の芽味噌や木の芽田楽に用いられる。
花は花山椒、青い実は実山椒、
熟した果実の粉末は粉山椒として料理に使われる。
材は堅くて丈夫な為、すりこぎに用いられる。
コメント