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ハゼノキ( Rhus succedanea)
ハゼノキの特徴
ハゼノキの科名・属名
ウルシ科ウルシ属
ハゼノキの和名由来
埴輪からハニシに転じ、ハゼに転じた。
紅葉の色が埴輪の赤土に似ているため。
ハゼノキの学名由来
「Rhus」=ギリシャ古名の「rhous」のラテン語化。
「succedanea」=模倣の の意。
ハゼノキの別名
ハジ、ハジノキ
ハゼノキの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄異株
ハゼノキの分布
関東以西の山野
ハゼノキの葉の特徴
奇数羽状複葉で葉の付き方は互生。
葉身の長さは20~40㎝。
小葉は9~15枚付き、大きさは5~12㎝。
小葉の形は披針状長楕円形。
縁は全縁で、葉先は長い尾状に尖る。
葉の表は濃緑色で、裏は緑白色。
秋には鮮やかに紅葉する。
ハゼノキの花の特徴
初夏、クリーム色の小花を密集して付ける。
ハゼノキの実、種子の特徴
花後、緑色の実を付ける。
秋には褐色に熟す。
ハゼノキの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰褐色で、皮目が散生する。
枝は皮目が目立ち、ハート形の葉痕が観察できる。
ハゼノキの育て方
ハゼノキの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
ハゼノキの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ハゼノキの管理方法
成長が早く、大きくなるため庭には向かない。
陽樹のため日向を好むが、日陰にも耐える。
ウルシの仲間であるため、樹液でかぶれることがある。
自然樹形がきれいなので透かし剪定で管理すると良い。
ハゼノキの病虫害
・斑点病
夏以降、葉に鮮紅色の斑点が生じる。
病葉は落葉せず樹上に残る。
罹病葉から二次伝搬すると考えられているため、
発病葉は切除、処分し、
落葉は速やかに収集、処分する。
ハゼノキの豆知識
大きくなるため庭木にはあまり使われない樹木。
紅葉がきれいな為、公園に植えられる樹木。
盆栽にも用いられる。
果実からは蝋が採取でき、和蝋燭の原料になる。
中国から技術が伝来し、九州地方で蝋産業として栄えた。
灰汁を媒染として、染料に使うことがある。
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