【樹木の個性】シダレザクラの秘密

雑記

どうもカントーです。

本日の桜前線追いかけ隊は
京都御苑に行ってきました。

コロナの影響か、園内はガラガラで
広い御苑がさらに広く感じました。

 

さて、今回のお目当ては
シダレザクラを見ることです。

京都御苑では60本以上のシダレザクラが
植わっていることで有名です。

このシダレザクラの特徴は
枝が柔らかくて下垂してしまうことです。

枝垂れる性質を持つ樹種は他にも
シダレグリやシダレヤナギ、ヒヨクヒバなど
いろいろな種類に見られます。

 

ということで、今回のブログでは
この‘枝垂れ’の特徴を深堀していきたいと思います。

 

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枝垂れの特徴

枝垂れの特徴は
その名の通り、枝が下垂することです。

シダレザクラのような樹木は、
枝を支えらないため、あのような姿になっています。

 

なぜ枝を支えられないかというと、
これは植物ホルモンが関係しています。

 

シダレザクラとエドヒガン

サクラの原種の中に、エドヒガンという種類がいます、

このサクラは薄いピンク色の花が特徴的で
ソメイヨシノの片親でもあります。

 

このエドヒガンというサクラですが、
実はシダレザクラと同じ種類なのです。

 

樹木の枝が枝垂れる原因は
植物ホルモンの‘ジベレリン’という物質が
深く関係しています。

このジベレリンは、枝を堅くして、
強度を保たせる働きがあります。

しかし、エドヒガンの中でも
ジベレリン生産量が少ない個体は、
枝を支えることができません。

 

つまり、‘シダレザクラ’になってしまうのです。

 

この枝垂れの特徴は‘個性’に近いです。

例えば人間でも足が大きかったり、
背が高かったり、目が大きかったりします。

この個人差と同じで、
桜にも個体差があります。

ちょっと早めに花が咲いたり、
実が大きかったり、
葉の色が赤色に近かったりといった感じです。

その変位のうちの一つが
枝垂れという形質です。

 

植物は、人間にとって有用な個性を出すと、
クローンで大量に生産されます。

それが品種登録され、新しい植物の‘品種’が生まれます。

河津桜やソメイヨシノもサクラの
‘品種’の一つです。

 

つまり、シダレザクラは
エドヒガンの中で個性的な特徴をもった中の
一種類ということです。

 

ちなみにシダレザクラは他にもいろいろな品種が見つかっています。

例えば‘紅枝垂れ’、‘八重紅枝垂れ’、‘雨情枝垂れ’などです。

これらの桜の品種は、
どれもジベレリン生産量が少ない形質を持ったサクラを
選抜して品種登録されました。

こうやって植物の品種は登録され、
増えていきます。

 

今回は枝垂れについて紹介しましたが、
他にも枝が立ってしまうタイプの樹種などもあります。

庭に植える木も、成長が遅いタイプを植えると
管理が楽になるので、
是非、育てる植物を選ぶときは
その品種の特徴を把握して選んでみてください。

 

ではまた。

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