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ハナノキ( Acer pycanthum)
ハナノキの特徴
ハナノキの科名・属名
ムクロジ科カエデ属
ハナノキの和名由来
4月頃、キレイな紅色の花を付けるため。
ハナノキの学名由来
「Acer」=裂ける
「pycanthum」=花が密についた の意。
ハナノキの別名
ハナカエデ
ハナノキの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄異株
ハナノキの分布
愛知、長野、岐阜の県境付近
ハナノキの葉の特徴
葉の付き方は対生。
葉身の長さは2.5~8㎝、葉の形は掌状で浅く3裂する。
葉柄は1.5~8cm。
縁は不揃いな重鋸歯があり、葉先は尖る。
葉の表は濃緑色で無毛。
裏は緑白色で葉脈上に毛がわずかに残る。
秋には鮮やかに紅葉する。
ハナノキの花の特徴
雌雄異株。4月頃、枝先に花序を付ける。
花の色は紅色。葉同様、柄が長い。
ハナノキの実、種子の特徴
5月頃にプロペラ状の緑色の実を付ける。
ハナノキの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰褐色で、縦にひび割れる。
ハナノキの育て方
ハナノキの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | 〇 | ◎ | 〇 | △ | ◎ |
ハナノキの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ハナノキの管理方法
成長速度は普通~速い。
大きくなるため、広い庭に向く樹種。
日向~半日陰を好み、湿度が高い場所が適地。
潮害に耐えることがある。
樹形は整っているが、徒長枝が多いので
剪定は小まめにすると良い。
ハナノキの病虫害
・カミキリムシの仲間
ゴマダラカミキリの食害にあうことが多い。
成虫の捕殺が効果的。
成虫発生期、または発生前に樹幹に散布する農薬もある。
・モミジニタイケアブラムシ
体長は2~3mmで暗赤褐色をしている。
4月頃に新芽から吸汁加害するし、すす病を誘発する。
剪定で風通しのいい樹形を確保することや適用農薬の散布で対応する。
ハナノキの豆知識
庭木にはあまり使われないが、
紅葉がきれいな樹種。
大正10年3月3日に国の天然記念物として登録された。
愛知県の県木。
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