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ツゲ( Buxus microphylla var. japonica)
ツゲの特徴
ツゲの科名・属名
ツゲ科ツゲ属
ツゲの和名由来槵
葉が次々と付くことから。諸説あり。
ツゲの学名由来
「Buxus」=「puxas 箱」の意。ツゲの材で箱を作ったことから。
「microphylla」=小さい葉の の意。
ツゲの別名
アサマツゲ
ツゲの分類
広葉樹・常緑樹・雌雄同株
ツゲの分布
本州の山形県以南~九州
ツゲの葉の特徴
葉の付き方は対生。
葉身は1~3㎝程度で倒卵形。
縁は全縁で、葉先は凹む。
葉の表は緑色、裏は淡緑色で両面とも脈上に毛がある。
ツゲの花の特徴
春、淡黄色の小花が葉腋に群生する。
ツゲの実、種子の特徴
果実は楕円形のさく果が9~10月に熟す。
ツゲの樹皮、枝の特徴
樹皮は灰色~灰白色。
ツゲの育て方
ツゲの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ツゲの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
ツゲの管理方法
半日陰を好む樹種。
枝は密に出るため、刈込剪定ができる。
土壌は選ばない。
ツゲの病虫害
・ツゲノメイガ
成虫は開張28㎜程度で、全体灰褐色。
前翅、後翅の周辺は暗褐色となる。
老熟幼虫は体長35㎜程度で全体黄褐色。
頭部は黒色で、胴部は黄緑色の上に
黒褐色になる斑模様を有する。
4~6月頃に発生し、新梢に糸を張って葉を食害する。
幼虫を捕殺することで防除する。
・ルビーロウムシ
雌成虫の体長は約4~5㎜程度。あずき色で厚く、球状に膨れる。
年一回の発生で、6月から7月に幼虫が現れる。
9~10月に成虫になり、受胎した雌成虫で越冬する。
あずき色のロウ質物を分泌する。
走光性があり、樹幹の枝先に群生することが多い。
糞はすす病を併発させる。
発見し次第、ブラシの様なもので削ぎ落すか、
幼虫発生時期に農薬を散布する。
ツゲの豆知識
刈込に耐えるため、
和風の庭で生垣や玉造りで
よく仕立てられている樹木。
盆栽にも多く用いられる。
材は黄色く、ツゲでつくられた櫛は有名。
印鑑や将棋の駒などにも使われる。
花言葉は「禁欲」、「淡泊」。
ヨーロッパでは葬式の木として、
墓地に植えられている。
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