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アオギリ ( Firmiana simplex )
アオギリの特徴
アオギリの科名・属名
アオギリ科アオギリ属
アオギリの和名由来槵
樹皮が緑色で葉がキリに似ているため。
アオギリの学名由来
「Firmiana」=オーストリアのK・J・フォン・フィルミアンの名にちなむ。
「simplex」= 単一の の意。
アオギリの別名
ソウゴ、ヘキゴ
アオギリの分類
広葉樹・落葉樹・雌雄同株
アオギリの分布
沖縄、中国、台湾、インドシナ
アオギリの葉の特徴
葉の付き方は互生。
葉身は15~25㎝程度で3~5裂する。
縁は全縁で、葉先は鈍く尖る。
葉の表は緑色、裏は白緑色。
新葉時は葉柄と葉の両面に星状毛が見られるが、
後に葉裏のみになる。
秋に黄葉するが、すぐに褐変する。
アオギリの花の特徴
夏前に円錐花序を付ける。
雌雄異花で、円錐花序の中に
雄花と雌花が混生する。
花の色は淡黄色。
アオギリの実、種子の特徴
晩夏、莢状の果実を付ける。
熟す前に5裂し、裂片の縁に球形の種子を付ける。
アオギリの樹皮、枝の特徴
樹皮は緑灰色で滑らか。
老木になると灰色が優占していく。
アオギリの育て方
アオギリの適正環境
土壌 | 潮害 | 耐寒 | 日照 | 乾燥 | 湿潤 |
壌土 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アオギリの暦と管理適期
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花時期 | ||||||||||||
果熟期 | ||||||||||||
剪定適期 | ||||||||||||
移植適期 |
アオギリの管理方法
耐潮性があり、海岸近くでも耐える樹種。
成長が早く、大きくなるので庭木には不向き。
強剪定した剪定痕からは多量の徒長枝が吹くので
小まめな剪定管理が好ましい。
アオギリの病虫害
・アオギリチビガ
成虫は開張6~8㎜で全体黄褐色。
翅全体に不規則な黒色の斑点がある。
老熟幼虫は5㎜程度で全体橙黄色。
年5~6回発生で成虫は春に現れる。
葉上に産卵し、羽化した幼虫は
葉の中を穿孔加害する。
老熟すると葉の表面に現れ、葉を食害する。
被害葉は半透明になる。
アオギリの豆知識
公園や街路樹によく用いられる樹木。
中国原産で、日本には奈良時代に
渡来してきたと言われている。
シラカバ、ヒメシャラと並び、
三大美幹樹と呼ばれる。
中国では鳳凰が止まる木だと言われている。
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